既存SC前年同月比売上高伸長率 :+1.8%
冬物衣料の不振を他業種で補い、前年を上回る
全体概況
- 12月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+1.8%となった。
- 気温が高かったことで冬物衣料が苦戦したが、雑貨や食料品、飲食で売上げを補い前年を上回った。
- 立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+3.3%、周辺地域は同+1.2%となった。中心地域はリニューアルやテナント入れ替え効果のあったSCがとくに好調だった。周辺地域はテナントの退店があったSCやインバウンドの来館が減少したSCが伸び悩んだ。
- 業種別にみると、「ファッション」は気温が高かったことで冬物衣料が苦戦した。「雑貨」はキャラクター雑貨のほかギフト・年賀需要の季節商材が好調だった。「食料品」はクリスマスや正月の手土産需要が堅調だった。「飲食」は、忘年会利用などで全体的に好調だった。「サービス」は、シネマやリラクゼーションが好調だった。
- 年末年始の動向としては、レジ客数・売上高・客単価ともに前年より増加したSCが多かった。年末は、生鮮食品を中心に好調だった。年始の初売りでは、雑貨・食料品・飲食の低価格帯福袋が人気だった。
[立地別]
- 中心地域は総合で前年同月比伸長率+3.3%となった。リニューアルやテナント入れ替え効果のあったSCがとくに好調だった。
- 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+1.2%となった。テナントの退店があったSCやインバウンドの来館が減少したSCが伸び悩んだ。
[地域別]
- 関東は総合で前年同月比伸長率+2.6%となった。気温が高かったことで冬物衣料が苦戦したSCが多かったが、クリスマスや年末需要により食料品やギフト商材が堅調に推移したことで、館全体の売上げを支えた。
- 中部は総合で前年同月比伸長率▲0.3%となった。中心地域(+4.7%)は、テナント入れ替え効果やインバウンドの来館があった駅ビルや地下街などが好調だった。周辺地域(▲1.3%)は、前年に比べて休日日数が1 日少なかった影響で、レジャー需要にも対応する広域商圏型SCが不調だった。
- 近畿は総合で前年同月比伸長率+2.5%となった。気温が高かったことで冬物衣料が伸び悩んだが、雑貨、食料品、飲食は好調で、業種間の明暗が分かれた。インバウンドについては、中国人観光客の減少はみられたものの、館全体の売上への影響はあまり大きくないとの声が多かった。
- 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+2.4%となった。館の販促イベントや周辺イベントにより来館増となったSCが好調だった。冬物衣料は不調だったものの、食料品が好調との声が多かった。
[業種別]
- 「ファッション」は、気温が高めに推移したことでアウターなどの重衣料や冬物衣料が苦戦したSCが多かった。また、セール前の買い控えもみられた。
- 「雑貨」は、キャラクター雑貨のほかギフト・年賀需要の季節商材が好調だった。前月に引き続き、シール交換ブームによりファンシー雑貨が前年に比べて大幅伸長しているSCがみられた。
- 「食料品」は、クリスマスや正月の手土産需要で売上げが伸長したSCが多かった。
- 「飲食」は、新店のオープンや館周辺でのイベント開催による利用客の増加がみられたほか、忘年会需要もあり、館の売上げを牽引した。
- 「サービス」は、シネマやリラクゼーションが好調だった。




