既存SC前年同月比売上高伸長率 :+4.0%
気温上昇と春休みに入ったことで、春物衣料や新生活需要が本格化
全体概況
- 3月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+4.0%となった。
- 月の後半から全国的に気温が上昇し、春休みや3連休があったことで春物衣料や新生活関連商品が稼働し、卒入学・歓送迎などのオケージョン需要も本格化した。
- 立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+6.0%、周辺地域は同+3.1%となった。中心地域は改装やテナント入れ替え効果のあったSCが好調だった。周辺地域はイベント施策などの集客効果があったSCが好調だった。
- 業種別にみると、「ファッション」は気温上昇により春物衣料が活発化した。「雑貨」は新生活需要で生活雑貨が好調だった。「飲食」は、国内外観光客のほか春休み中の学生や親子連れが多くみられた。「サービス」はシネマのほか理美容や携帯電話、スクールなどが好調だった。
[立地別]
- 中心地域は総合で前年同月比伸長率+6.0%となった。インバウンドの来館のほか、改装・テナント入れ替え効果のあったSCがとくに好調だった。キーテナント(+10.2%)は、円安の影響で免税売上が増加した百貨店が好調だった。
- 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+3.1%となった。改装・テナント入れ替えのほか、館のイベント施策などの集客効果があったSCが好調だった。
[地域別]
- 関東は総合で前年同月比伸長率+4.3%となった。月下旬にかけて気温が上昇し、3連休もあったことで、春物衣料や新生活関連商品が稼働し、卒入学・歓送迎などのオケージョン需要も本格化した。館のポイント施策などが売上げをさらに押し上げた。
- 中部は総合で前年同月比伸長率+3.9%となった。近隣大型イベントや春休み・卒業旅行などにより、売上げ・客数ともに前年を上回ったSCが多かった。名古屋市(+11.9%)では、駅前百貨店の閉店により人流が変化し、来館につながったとの声がきかれた。
- 近畿は総合で前年同月比伸長率+3.2%となった。月初から中旬にかけては寒暖差の影響で春物衣料の立ち上がりが鈍かったSCもあったが、中旬以降は気温上昇と春休み期間に入ったことにより、春物衣料のほか新生活需要も本格化した。
- 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+6.1%となった。レジャー需要にも対応する広域商圏型SCや観光地のSCがとくに好調で、飲食業種が館の売上げを牽引した。
[業種別]
- 「ファッション」は、中旬以降に気温が上昇したことで春物需要が活発化し、春物アウターやジャケットなどが人気だった。また、卒入学などのオケージョン需要によりスーツやセレモニー商材も堅調だったほか、新生活需要で靴やアクセサリーの稼働もみられた。
- 「雑貨」は、新生活需要で生活雑貨が好調だったほか、ホワイトデーや送別のギフト需要も高かった。
- 「飲食」は、国内外観光客のほか春休み中の学生や親子連れで、ランチやカフェ利用がにぎわった。ディナー帯は歓送迎会需要が高く、団体利用が多かった。
- 「サービス」はシネマのほか理美容や携帯電話、スクールなどが好調だった。






