既存SC前年同月比売上高伸長率 :+3.3%
平年より気温が高かったことで月後半から春物衣料が稼働
全体概況
- 2月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+3.3%となった。
- 月の前半は日本海側を中心に大雪に見舞われた地域があったものの、後半からは全国的に気温が上昇し来館者が増え、春物衣料の稼働につながった。
- 立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+4.1.1%、周辺地域は同+2.92.9%となった。中心地域はテナント入れ替え効果のあったSCが好調だった。周辺地域はイベント開催などにより集客できたSCが好調だった。
- 業種別にみると、「ファッション」は月後半からの気温上昇により春物衣料が稼働した。「雑貨」はキャラクター商品やシールのほか、新生活需要で日用品が好調だった。「食料品」は季節商材の恵方巻やバレンタイン関連商品が好調だった。「飲食」は、学生や親子連れなど幅広い客層の利用がみられた。「サービス」はシネマや、気温上昇によりクリーニングが好調だった。
[立地別]
- 中心地域は総合で前年同月比伸長率+4.1%となった。地下街や駅ビルのほか、テナント入れ替え効果のあったSCがとくに好調だった。中心地域・中都市のキーテナントは、春節時期に中国人観光客減少の影響を受けたSCが前年を下回ったことで▲5.1%となった。
- 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+2.9%となった。前年同月は気温が低かったことで来館減となったSCが多かったが、当年は平年に比べて気温が高かったことで、イベント開催などにより集客できたSCが好調だった。
[地域別]
- 東北は総合で前年同月比伸長率+4.9%、北陸は同+8.1%となった。前年同月は日本海側を中心とした記録的な大雪により営業時間を短縮するなど、来館数や売上げに大きな影響が出た。当年も記録的な大雪となった地域はあったものの、週末は暖かい日もあり、前年ほど天候の影響はなかったとの声が聞かれた。春節によるインバウンドの来館もあり、とくに観光地のSCが好調だった。
- 関東は総合で前年同月比伸長率+2.3%となった。関東は総合で前年同月比伸長率+2.32.3%となった。月前半は降雪により来館者が減少したSCがみられた。月後半からは気温上昇で春物衣料が動き出した。また、節分やバレンタインなどの季節商材が好調だった。
- 近畿は総合で前年同月比伸長率+3.6%となった。雑貨や飲食が好調だったSCが多かった一方、衣料品は気温の変化に商品展開が合致せず苦戦した。これまでインバウンドの来館があったSCでは、春節時期に中国人観光客が減少したことで影響があったものの、国内観光客や修学旅行生が増えているとの声が聞かれた。
- 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+7.1%となった。国内外観光客の来館やイベント開催効果のあったSCがとくに好調だった。春物衣料のほか、コスメや飲食が稼働したSCが多かった。
[業種別]
- 「ファッション」は、月前半に降雪や寒暖差で冬物セール品が稼働し、後半は気温上昇で春物プロパー商品が稼働したSCが多かった。また卒入学などのオケージョン需要により、スーツやセレモニー商材の稼働もみられた。一方、寒暖差が激しかったことで商品展開とニーズが合致せず苦戦した店舗もみられた。
- 「雑貨」は、キャラクター商品やシールのほか、新生活需要で日用品が好調だった。
- 「食料品」は、季節商材の恵方巻やバレンタイン関連商品が好調だったものの、バレンタイン関連の売上げは縮小傾向にあるとの声が聞かれた。
- 「飲食」は、気温上昇と春休みにより学生や親子連れなど幅広い客層の利用がみられ、季節限定メニューが稼働した。
- 「サービス」はシネマや、気温上昇によりクリーニングが好調だった。




