プレスリリース

2025/04/25 更新 SC販売統計調査報告 2025年3月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+2.8%
館の販促施策やテナント入れ替えが奏功し、前年を上回る

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全体概況

  • 3月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+2.8%となった。
  • ポイントアップや集客イベントなど館の販促施策のほか、テナント入れ替え効果があったことで前年を上回ったSCが多かった。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+4.7%、周辺地域は同+1.8%となった。中心地域はインバウンド客のほか、館周辺でのイベントなどにより来館が増えたSCが好調だった。周辺地域はレジャー需要にも対応する広域商圏型SCが好調だった。
  • 業種別にみると、「ファッション」は月後半からの気温上昇により、春物商材が稼働した。また、卒入学シーズンのためオケージョン需要も高かった。「雑貨」は新生活需要で身の回り品が稼働したほか、ギフト需要も高かった。「飲食」は春休みに入り若年層やファミリー層が目立ったほか、送別会などの団体利用もあり好調だった。

[立地別]

  • 中心地域・大都市は総合で前年同月比伸長率+4.6%となった。館の販促施策が来館増につながったSCが好調だった。なかでも繁華街にあるインバウンド客の来館が多かったSCがとくに好調だった。
  • 中心地域・中都市は総合で前年同月比伸長率+4.9%となった。駅ビルや高架下など、駅周辺のSCがとくに好調だった。館周辺でのイベント開催により来館が増えたSCもみられた。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+1.8%となった。レジャー需要にも対応する広域商圏型SCのほか、ポイントアップや集客イベントなど館の販促施策が奏功したSCが好調だった。

[地域別]

  • 北海道は総合で前年同月比伸長率+2.1%、九州・沖縄は同+3.1%となった。国内外旅行客の来館があったSCがとくに好調だった。
  • 関東は総合で前年同月比伸長率+2.7%、近畿は同+2.9%となった。インバウンド客の取り込みができたSCのほか、テナント入れ替え効果があったSCが好調だった。一方で、月前半の気温低下による春物衣料の不振が全館売上げに影響し、前年を下回ったSCもみられた。
  • 中部は総合で前年同月比伸長率+3.5%、中国は同+3.7%となった。館のポイント施策のほか、館周辺でのイベント開催により来館が増え、売上増につながった。また、テナント入れ替えにより新店が好調だったSCが多かった。

[業種別]

  • 「ファッション」は、全国的に気温の乱高下が激しく、月前半は気温が上がらなかったことで春物商材は苦戦したが、月後半から気温が上昇したことで、春物だけでなく夏物商材まで稼働したSCもみられた。気温上昇が館の販促施策の時期と重なったSCでは、一気に春物商材の稼働が進んだとの声がきかれた。また、卒入学シーズンのため、オケージョン需要も高かった。
  • 「雑貨」は、新生活需要で身の回り品が稼働した。また、ホワイトデーや送別会、卒入学シーズンだったことによりギフト需要も高かった。
  • 「飲食」は、春休みに入り若年層やファミリー層が目立ったほか、送別会などの団体利用もあり好調だった。

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