販売統計

2025/09/25 更新 SC販売統計調査報告 2025年8月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+6.9%
夏休みのイベント集客や休日日数が多かったことで前年超え

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全体概況

  • 8月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+6.9%となった。
  • 夏休みのイベント集客が奏功したほか前年より休日日数が1日多かったこと、前年のような台風による臨時休業や時短営業がなかったことにより、前年超えとなったSCが多かった。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+9.1%、周辺地域は同+6.0%となった。中心地域は祭りや花火大会など館周辺でのイベントが来館増に寄与した。周辺地域はテナント入れ替えや改装効果のほか、夏休みの子ども向けイベントなどが集客につながったSCが多かった。
  • 業種別にみると、「ファッション」は猛暑により盛夏商材のセール消化が進んだ。「雑貨、その他物販」は暑さ対策商品、UV対策商品が稼働した。「飲食」は夏休みの家族連れが目立った。「サービス」は引き続きシネマが好調だった。

[立地別]

  • 中心地域は総合で前年同月比伸長率+9.1%となった。地域の祭りや花火大会、コンサートなどのイベント開催が館の集客につながったSCが多かった。また、大都市を中心にインバウンド客の増加もみられた。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+6.0%となった。テナント入れ替えや改装効果のほか、休日日数が1日多かったこと、前年のような台風による臨時休業などがなかったことで売上増となったSCが多かった。また、夏休み期間中の子ども向けイベントやシネマのヒット作により、家族連れの来館が多くみられた。

[地域別]

  • 関東は総合で前年同月比伸長率+6.7%となった。猛暑日が続き涼を求める来館客が増えたほか、祭りや花火大会により、多くのSCで売上げが前年を上回った。また、前年のような台風による臨時休業や時短営業がなかったことも売上げを押し上げる要因となった。
  • 中部と近畿は総合で前年同月比伸長率+7.8%となった。中部は、前年のような台風による臨時休業や時短営業がなかったこと、祭りや館周辺でのイベント参加客の来館が飲食利用などにつながった。近畿は、夏休み期間中の子ども向けイベントの開催などにより家族連れの来館が目立った。大都市では欧米系のインバウンド客の来館により、免税売上が好調だった。
  • 四国は総合で前年同月比伸長率+5.3%となった。中心地域(19.3%)は、前年のような台風接近による臨時休業がなかったことに加え、祭りなどの周辺イベント参加客の来館、高気温による夏物需要の活発化により前年を大幅に上回った。
  • 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+9.6%となり、他地域と比較して最も伸長率が高かった。クルーズ船の寄港がある地域ではインバウンド客の来館が多くみられたほか、国内観光客やシネマのヒット作目当ての来館により好調なSCが多かった。一方、月上旬の線状降水帯の発生により客足が途切れたSCもみられた。

[業種別]

  • 「ファッション」は、猛暑により盛夏商材のセール消化が進んだ。夏場でも着られるような薄手の秋物衣料は稼働し始めたが、本格的な秋素材の商品は動きが鈍いとの声が聞かれた。
  • 「雑貨、その他物販」は、猛暑により引き続きハンディファンや日傘、UV対策アイテムなどが好調だった。夏休みに入ったことで鞄などの旅行需要も見られた。
  • 「飲食」は、夏休みもあり家族連れのランチ利用が目立ったほか、暑さを凌ぐために冷たいメニューを求める利用客も多かった。「食料品」は、観光客の土産需要のほか、帰省手土産需要で和洋菓子に動きがみられた。
  • 「サービス」は、前月に続きシネマが好調だった。シネコン目当ての来館客の飲食利用など、館全体への波及効果も多くみられた。
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