プレスリリース

SC販売統計調査報告 2020年12月

既存SC前年同月比  : ▲14.4%
新型コロナウイルスの感染再拡大の影響に伴う客数減により前月より悪化

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全体概況

・12月度の既存SC売上高(総合)は前年同月比▲14.4%となり、前月と比較して3.1ポイント悪化した。上旬から、新型コロナウイルス感染者が全国で3,000人/日に迫る勢いとなった。広域商圏の大型SC、都心のファッションビルなどでは外出自粛傾向がみられ、客数減が顕著となった。加えて、中旬から「GoToトラベル」キャンペーンの対象から一部地域が除外となり、続いて28日からは全国一時停止となったことで、観光客や帰省客が減少したことも影響した。

・立地別では、総合で中心地域が▲23.2%、周辺地域が▲10.2%となり、ともに前月よりマイナス幅を拡大した。また構成別では、テナントが▲16.6%で前月より4.1ポイント悪化したが、キーテナントは▲5.8%で前月より0.9ポイント改善した。中心地域・大都市では百貨店がキーテナントであるSCが多く、美術や宝飾などの高額品が好調だった。周辺地域では生活必需品を扱うGMSやSM等のキーテナントが堅調だった。
 
・立地別・地域別をみると、新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受けて、北海道を除く8地域で前月よりマイナス幅が広がった。特に中国地域は12月に入り感染拡大がみられた広島県、岡山県に立地する広域商圏SCのマイナス幅が大きく、前月比9.6ポイント減となった。一方で、北海道は前月から1.8ポイント改善。北海道独自の警戒ステージ引き上げに伴う外出自粛要請が11月中旬におこなわれてから1ヵ月が経過した12月中旬頃から感染者数が減少し、消費マインドの改善がみられたと思われる。

・都市規模別・地域別をみると、総合で大都市は▲20.4%、その他の地域は▲9.8%と、両者ともに前月より悪化した。都市、地域単位でみると、先述の通り、北海道は前月から改善したものの、前年同月比では札幌市内が▲32.1%、札幌市を除いた地域が▲31.1%と前年を大きく下回った。その他の大都市では、前月とほぼ横ばいの京都市(前年同月比▲11.0%)を除く10都市で前月より悪化した。特に広島市は前月比11.5ポイント減(同▲23.4%)、大阪市は同9.2ポイント減(同▲29.7%)、福岡市は同7.0ポイント減(同▲22.1%)と落ち込みが大きかった。

・業種別の動向を見ると、外出自粛傾向の強まりとともに、巣ごもり需要がさらに高まった。時節柄、クリスマスケーキ、オードブル、おせち、正月飾りなどが好調だった。衣料はホームウェアやインナーなどは好調だったが、アウターは苦戦した。飲食は感染拡大による宴会、忘年会の自粛傾向が強まり、苦戦が続いている。

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