販売統計

2018/07/23 更新 SC販売統計調査報告2018年06月

既存SC前年同月比  : +2.3%
セールや気温上昇により夏物商品が好調で前年を上回る

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全体概況

  • 6月度の既存SC売上高は、総合で前年同月比+2.3%となった。前月(同▲2.8%)に比べると5.1ポイントの大幅なアップとなった。テナントは同+2.6%と好調、キーテナントも同+1.2%で、ともに前年を上回った。
    好調の要因は、セール開始日の月ずれ(例.昨年7/1(土)→今年6/29(金)or6/30(土))や、土曜日の1日増などカレンダーの影響が大きいものの、SCによっては店舗の入替などによって売上を伸ばしたとの回答も前月より多くみられた。また、全国的に気温が高く夏物商品の動きが好調であったことも影響した。
  • 立地別・構成別(表1)をみると、特に中心地域の大都市でテナント同前年同月比+4.9%、キーテナント同+5.7%と、全体を牽引した。
  • 立地別・地域別(表2)では、中心地域は全ての地域で前年を上回った。九州・沖縄地区は、中心地域はインバウンド客の増加もあり前年同月比+6.7%と全国で最もプラス幅が大きかったが、周辺地域は同▲1.1%となり、立地により明暗が分かれた。大阪北部地震で休業した施設もあった近畿地区は、周辺地域は同▲2.1%となったが、中心地域は九州・沖縄に次ぐ同+6.4%で、全体としては同+0.1%と前年並みとなった。
  • 都市規模別(表3)では、政令指定都市の総合が前年同月比+3.4%、その他の地域が同+1.6%となり、ともに前年を上回った。政令指定都市では、前年を上回った都市が多く、特に福岡市(同+5.7%)、大阪市(同+5.2%)、東京区部(同+4.8%)、川崎市(同+4.1%)が好調であった。
  • 業種毎の好調・不振をみると、テナントでは飲食とサービスの好調が続いている。また、セール効果もあり婦人衣料が好調と回答したSCが前月と比べて大幅に増加した。

 

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