プレスリリース

2023/03/24 更新 SC販売統計調査報告 2023年2月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+19.9% (参考・2019年同月比 :▲2.8%)
前年のまん延防止等重点措置の反動、外出機運の高まりで約20%伸長

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(参考)2019年同月比・全表はこちら

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全体概況

  • 2月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+19.9%となった。
  • 前年同月は全国的にまん延防止等重点措置が発出され外出自粛傾向が高まっていたが、当年は行動制限がなかったことや引き続き実施された全国旅行支援により外出機運が高まったことで来館者数が増え、前年超えとなった。節分やバレンタインなどのイベント需要に加え、卒業式や入学式などセレモニー関連のオケージョン需要も高まったことで、全国的に約20%の伸長となった。2019年と比較すると▲2.8%とコロナ禍前を下回っているが、一部2019年を上回る地域やSCもみられた。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で+28.7%、周辺地域は+16.1%となった。外出機運が高まったことや、旅行客などの増加により、特に中心地域の大都市が好調だった。
  • 業種別にみると、前年同月のまん延防止等重点措置の反動で旅行や出張による来館者数が増え、飲食、土産品が好調だった。また、衣料品については月の前半は気温低下により冬物商材の消化が進み、後半に気温が上昇したことで春物商材が高稼働した。

[立地別]

  • 中心地域・大都市は総合で前年同月比伸長率+35.9%となった。外出機運が高まったことや、旅行客などの増加により来館者が増えた。都市規模別で見ると、札幌市、京都市、大阪市、福岡市はテナントの前年比伸長率が40%を超えた。
  • 中心地域・中都市は総合で前年同月比伸長率+19.2%となった。節分やバレンタインなどの季節商品が好調だったことに加え、引き続き実施されている全国旅行支援による旅行客の来館が売上を押し上げた。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+16.1%となった。前年の行動制限の反動と新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたことにより、来館が増えているとの声が聞かれた。

[地域別]

  • 北海道は、総合で前年同月比伸長率+67.4%となり、テナント、キーテナントともに他地域と比較して最も伸長率が高かった。県外からの旅行客やインバウンド客の来館に加え、3年ぶりの開催で175万人が訪れた「さっぽろ雪まつり」による影響が大きかった。
  • 関東は、総合で前年同月比伸長率+17.5%となった。節分やバレンタインなどの季節商品が高稼働し、売上増につながったSCが多くみられた。また、東京区部ではインバウンド客の来館が多いとの声が聞かれた。
  • 近畿は、総合で前年同月比伸長率+18.9%となった。中心地域は34.0%となり、旅行客などの来館者増加で大阪市、京都市を中心に高い伸長率となったSCが多かった。

[業種別]

  • 「飲食」は、前年同月にまん延防止等重点措置が発出されていた反動、旅行客などの来館者数が増えたことに加え、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたことにより好調だった。若年層や家族連れを中心にランチタイムが賑わいを見せる一方、ディナータイムの戻りについては地方により差が出ている。
  • 「ファッション」は、月の前半に気温が低下したことにより冬物商材の消化が進み、気温が上昇した月後半には春物商材が高稼働したSCが多かった。また、卒業式や入学式などのセレモニー需要が高まったことでオケージョンニーズに対応した商品が好調だった。インバウンド売上としては、アウターやスニーカーが好調だとの声が聞かれた。
  • 国内外の旅行客の来館により、引き続き土産品として食物販や医薬・化粧品が好調だった。
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