プレスリリース

2025/10/24 更新 SC販売統計調査報告 2025年9月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+1.4%
秋物衣料の不振を雑貨や飲食など他業種で補い、前年を上回る

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全体概況

  • 9月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+1.4%となった。
  • 全国的に残暑の影響が強く、月後半まで気温が下がらなかったことで秋物衣料が苦戦した。一方、雑貨や秋メニューが始まった飲食は堅調に推移したほか、館のポイント施策やイベント開催が来館につながり、前年を上回った。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+3.4%、周辺地域は同+0.5%となった。中心地域はテナント入れ替えや改装効果、館内外でのイベント開催が来館増に寄与した。周辺地域はテナント入れ替え効果のほか、館周辺でのイベント開催が集客につながったSCが多かった。
  • 業種別にみると、「ファッション」は残暑が長引き気温が下がらなかったことで秋物衣料が苦戦した。「雑貨、その他物販」はキャラクター雑貨やハロウィン関連商材が稼働した。「飲食」は全国的に堅調で館の売上げを牽引した。「サービス」は引き続きシネマが好調だった。

[立地別]

  • 中心地域は総合で前年同月比伸長率+3.4%となった。テナント入れ替えや改装効果、館内外でのイベント開催が来館増に寄与したSCが多かった。また、大都市のSCでは館のポイント施策やインバウンド客の来館が売上げにつながった。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+0.5%となった。テナント入れ替え効果のほか、館周辺でのイベント開催により来館増となったSCが多かった。また、引き続きシネマが好調だったことにより館全体への好影響がみられた。

[地域別]

  • 関東は総合で前年同月比伸長率+1.7%となった。テナント入れ替え効果があったSCは好調だった。一方、長引く残暑により秋物衣料が動かなかったSCや、テナント退店後に後継テナントが入らないSCは不調だった。
  • 中部は総合で前年同月比伸長率± 0.0%となった。中心地域(+7.0%)はテナント入れ替えや改装効果があった駅ビルや地下街が好調だった。周辺地域(▲1.6%)は近隣競合店の影響を受けたSCのほか、レジャー需要にも対応する広域商圏型SCが不調だった。
  • 近畿は総合で前年同月比伸長率+2.9%となった。大阪・関西万博会期終盤の駆け込み需要でインバウンド客の増加がみられ、飲食利用や免税売上が好調だった。
  • 中国は総合で前年同月比伸長率▲3.1%となった。近隣に競合店が開店した影響を受けたSCが多かったほか、旅行客が会期終盤の大阪・関西万博へ流れたことにより来館減となったSCもみられた。

[業種別]

  • 「ファッション」は、残暑が長引き気温が下がらなかったことで秋物衣料の立ち上がり鈍く、全国的に苦戦した。多くのテナントで夏物セール品や薄手のカットソー、羽織り物が中心となり、客単価が低下した。月後半から気温が低下し、館のポイントアップなどの販促施策が重なったタイミングで、秋物衣料の稼働がみられた。
  • 「雑貨、その他物販」は、キャラクター雑貨が好調だったほか、旅行需要による鞄の稼働、ハロウィン関連商材の展開がみられた。
  • 「飲食」は、全国的に堅調で館の売上げを牽引、秋の味覚を使った季節メニューが好調との声が聞かれた。観光立地のSCでは国内外旅行客や修学旅行生による利用が目立った。「食物販」は国内外旅行客の来館により土産品が稼働した。
  • 「サービス」は、引き続きシネマが好調で、シネコン来場客の飲食利用など館全体への波及効果がみられた。

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