プレスリリース

2018/08/22 更新 SC販売統計調査報告2018年7月

既存SC前年同月比  : ▲1.9%
豪雨や記録的猛暑による客数減により苦戦

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全体概況

  • 7月度の既存SC売上高は全国的に苦戦し、総合で前年同月比▲1.9%となり、前月(同+2.3%)から4.2ポイント後退して、2ヶ月ぶりに前年を下回った。西日本を中心とした豪雨、台風や記録的猛暑などの天候不順で客足が鈍ったことが大きく影響した。また、セール開始日の月ずれや、土曜日の1日減などもマイナス要因となった。
  • 立地別・構成別をみると、テナント、キーテナントともに全ての立地でマイナスとなり、特に中心地域・中都市のキーテナントが前年同月比▲6.1%とマイナス幅が最も大きかった。
  • 立地別・地域別では、総合では全ての地域でマイナスとなった。特に、月上旬に発生した豪雨の被害が広範囲に亘った中国では、総合で前年同月比▲11.3%、中心地域は同▲13.2%とマイナス幅が大きかった。一方、大阪市中心地域の一部のSCの売上が好調な近畿の中心地域(前年同月比+1.5%)は唯一プラスとなった。
  • 都市規模別では、政令指定都市の総合が前年同月比▲1.1%、その他の地域が同▲2.6%となった。政令指定都市は総合で見ると、一部のSCがリニューアル効果により好調である横浜市、川崎市、大阪市はプラスを維持したが、他の10都市がマイナスとなり、特に豪雨の被害が甚大であった広島市は同▲17.5%となった。その他の地域の総合は全ての地域でマイナスとなった。
  • 業種毎の好調・不振をみると、テナントでは飲食とサービスの好調が続いている。一方、婦人衣料は天候要因に加え、セール開始日が6月に前倒しとなった反動もあり、不振と回答したSCが前月よりも大幅に増加した。

 

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