プレスリリース

2016/05/23 更新 SC販売統計調査報告 2016年4月

既存SC前年同月比   : -1.0%
政令指定都市の一部に改善の動きがみられるも、2ヶ月連続マイナス

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全体概況

  • 4月の既存SC売上高は前年同月比▲1.0%(前月▲2.1%)となり、前月から1.1ポイント改善したものの2ヶ月連続でマイナスとなった。テナントは▲1.0%、キーテナントは▲0.8%。
  • 立地別では、中心地域の総合が▲1.4%、周辺地域が▲0.7%となった。中心地域のなかでは中都市が▲2.7%とマイナス幅が大きかった。周辺地域は前月から1.8ポイント改善した。
  • 地域別では、プラスとなったのは北海道(1.3%)、東北(0.8%)で、それ以外の地域はマイナスであった。なかでも四国はテナント退店に伴う休業区画の増加の影響もあり▲4.9%、また北陸新幹線効果に落ち着きが見られる北陸が▲4.0%となった。
  • 都市規模別では、政令指定都市全体の総合が±0.0%と前年並みとなったが、その他の地域全体の総合が▲1.6%と不調であった。前月と比較すると東京区部は1.4%(前月比2.6ポイントプラス)、名古屋0.5%(同2.1ポイントプラス)、神戸市2.5%(同2.7ポイントプラス)と政令指定都市の一部で改善が見られた。
  • テナントでは飲食、サービス、雑貨が好調、婦人衣料が不調であった。キーテナントにおいては、生鮮食品が好調である一方、婦人衣料が不調という報告が目立った。

トピックス

熊本地震の影響が大きかった熊本県と大分県について、両県を合わせると前年比で約▲7%であった。特に熊本県のみでは、前年比▲17.5%と地震の影響がいっそう大きく現れた。また、近県でも、交通インフラの不通により、集客が振るわず売上減となったとの回答もあった。

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