プレスリリース

2025/08/25 更新 SC販売統計調査報告 2025年7月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+2.4%
猛暑による暑さ対策商品の高稼働やシネマヒット作の波及効果で堅調に推移

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全体概況

  • 7月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+2.4%となった。
  • 6月に続き月の平均気温が観測史上最も高い猛暑となり、冷感アイテムやUV対策アイテムなど季節商材が稼働したことで売上げにつながった。またシネマのヒット作を目的とした来館客による飲食利用など、館全体への波及効果がみられた。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+2.1%、周辺地域は同+2.5%となった。中心地域は国内外観光客や館周辺での大型イベント開催が来館増に寄与した。周辺地域はテナント入れ替え、改装効果で来館増となったSCが多かった。
  • 業種別にみると、「ファッション」はセールが縮小傾向になっていることもあり苦戦したSCが多かった。「雑貨、その他物販」はキャラクター雑貨や暑さ対策商品が高稼働した。「飲食」は猛暑により冷たいメニューや夏限定メニューが稼働した。「サービス」はヒット作に恵まれたシネマが好調だった。

[立地別]

  • 中心地域は総合で前年同月比伸長率+2.1%となった。国内外観光客や館周辺での大型イベント開催が来館増に寄与したSCが多かった一方、7月の平均気温が過去最高を記録するなど猛暑が厳しく、日中の来館者が減っているとの声も聞かれた。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+2.5%となった。テナント入れ替え、改装効果で来館増となったSCが多かった。猛暑により涼を取るために近場のSCを利用する来館客がみられたほか、シネコンのヒット作目当ての来館客も目立った。

[地域別]

  • 関東は総合で前年同月比伸長率+1.9%となった。館内外のイベントや販促施策、テナント入れ替え・改装効果、シネマのヒット作に恵まれたことで前年を上回ったSCが多かった。一方で夏物衣料に関しては苦戦したSCが多く、セール効果の弱まりや物価高による客単価の伸び悩みがみられた。
  • 中部は総合で前年同月比伸長率+0.1%となった。中心地域(+5.9%)は、猛暑による夏物需要の高まりやテナント入れ替え・改装効果により好調だったSCが多かった。周辺地域(▲1.2%)は、天候不順による近隣イベントの中止や近隣競合店の開店、前年好調だったインバウンド需要の反動などにより苦戦したSCが多かった。
  • 近畿は総合で前年同月比伸長率+2.7%となった。館内外のイベントや販促施策、テナント入れ替え・改装効果、インバウンド需要が売上げにつながった。インバウンドについては欧米客の増加がみられた。
  • 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+5.8%となり、他地域と比較して最も伸長率が高かった。夏休みに入ったことでファミリー層の来館が飲食利用につながったほか、テナント入れ替え効果により売上増となったSCが多かった。

[業種別]

  • 「ファッション」は、セールが縮小傾向になっていることもあり苦戦したSCが多かったが、機能性素材の夏物衣料やプロパー商品が稼働したSCもみられた。大都市では、月後半から秋物素材や秋カラーの商品が稼働したSCもみられた。
  • 「雑貨、その他物販」は、インバウンド需要の高いキャラクター雑貨のほか、ハンディファン、日傘やUV対策、冷感アイテムなどの暑さ対策商品が高稼働した。
  • 「飲食」は、猛暑によりアイスドリンクや冷たいメニュー、夏限定メニューが稼働した。「食料品」は、土用の丑の日が土曜日になったことでうなぎ関連商品が好調だったほか、お中元などの夏ギフト、土産品の稼働もみられた。
  • 「サービス」は、ヒット作『国宝』のほか『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 』によりシネマが好調だった。シネコン目当ての来館客の飲食利用など、館全体への波及効果もみられた。

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