プレスリリース

2024/07/25 更新 SC販売統計調査報告 2024年6月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+10.7%
休日日数の増加、梅雨入りの遅れや高気温による夏物商材の高稼働で2桁伸長

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全体概況

  • 6月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+10.7%となった。。
  • 前年に比べて休日日数が2日多かったことで売上増につながったSCが多かった。また、梅雨入りが例年より遅れたこと、その間の気温上昇で夏物商材が稼働したことにより、2桁伸長となった。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で+11.8%、周辺地域は+10.1%と、ともに2桁伸長となった。なかでも中心地域・大都市がインバウンド客などの来館により好調だった。
  • 業種別にみると、「ファッション」は梅雨入りの遅れと気温上昇により、夏物商材が稼働した。「雑貨・化粧品」は、紫外線対策商品や暑さ対策の冷感アイテムが好調だった。「飲食」は旅行客や近隣イベント参加客の来館、宴会などのグループ利用が好調だった。

[立地別]

  • 中心地域・大都市は総合で前年同月比伸長率+14.1%となった。ターミナル駅周辺のSCや駅ビル、地下街が好調だった。
  • 中心地域・中都市は総合で前年同月比伸長率+7.3%となった。国内外旅行客などの来館が多かった駅ビルなどがとくに好調だった。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+10.1%となった。レジャー需要にも対応する広域商圏の大型SCや観光地周辺のSCが好調だった。

[地域別]

  • 関東は総合で前年同月比伸長率+9.6%となった。ポイント施策などの効果もあり、気温上昇に合わせて夏物商材が稼働したSCが多かった。また、プレセールの実施や、7月にスタートしていたサマーセールを6月下旬に前倒しするSCが多くみられた。駅ビルや地下街ではインバウンド客の来館も多くみられた。
  • 近畿は総合で前年同月比伸長率+12.4%となった。中心地域は総合で+16.0%となり、他地域の中心地域と比較して最も伸長率が高かった。梅雨入りの遅れと気温上昇により夏物商材が好調だったほか、月後半に梅雨入りしてからはレイングッズも稼働した。プレセールなどの会員向け施策を行って来館者増につなげたSCが多かった。
  • 近畿は総合で前年同月比伸長率+4.4%となった。駅ビルや地下街、繁華街立地のSCが好調だった。大型店の感謝祭と館のポイント施策で相乗効果を狙い、売上げにつなげたSCも好調だった。一方、雨天が多く寒暖差があったことで夏物衣料が不調だったSCもみられた。
  • 中部は総合で前年同月比伸長率+14.9%、九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+13.2%となった。中心地域では駅ビルや地下街、周辺地域ではレジャー需要にも対応する広域商圏の大型SCがとくに好調だった。

[業種別]

  • 「ファッション」は、全国的に2週間ほど梅雨入りが遅れたこと、その間に気温が上昇したことで夏物商材が稼働した。半袖トップスや気温差に対応できる羽織り物などの夏物衣料のほか、ファッション雑貨ではサンダルなども好調だった。
  • 「雑貨・化粧品」は、気温上昇により日傘やサングラス、日焼け止めなどの紫外線対策商品、ハンディファンや冷感コスメなどの冷感アイテムが好調だった。
  • 「飲食」は、旅行客や近隣イベント参加客の来館、宴会などのグループ利用が好調だった。ビールなどのアルコールや季節メニューが稼働し始めたとの声も聞かれた。
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