プレスリリース

2018/10/22 更新 SC販売統計調査報告2018年9月

既存SC前年同月比  : +1.5%
自然災害の影響がみられたが、休日日数増などによりプラスを維持

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全体概況

  • 9月度の既存SC売上高は、総合で前年同月比+1.5%となり2ヶ月連続で前年を上回った。テナントは同+1.7%、キーテナントは同+0.7%であった。台風21号と24号の上陸による広範囲に亘る暴風雨、震度7を記録した北海道胆振東部地震と自然災害が相次いだため、臨時休業したSCもあり、一部の地域では苦戦がみられたが、昨年よりも休日が2日多く、曜日配列により3連休が2回あったこともあり、全体としては前年同月を上回った。
  • 立地別・構成別をみると、中心地域が前年同月比+0.5%、周辺地域が同+2.0%となった。中心地域・大都市のキーテナントは最もプラス幅が大きく、同+4.1%であったのに対し、中心地域・中都市のキーテナントは昨年10月より12ヶ月連続でマイナスとなり、都市規模により明暗が分かれた。一方、周辺地域はテナント同+2.4%、キーテナント同+0.7%で、テナントが押し上げた。
  • 立地別・地域別では、地震が発生した北海道が前年同月比▲11.6%、台風被害の大きかった近畿が同▲1.9%と前年を下回ったが、その他の7地域は前年を上回った。最も前年比を伸ばしたのはインバウンドが好調な九州・沖縄の中心地域(同+4.2%)で、次いで北陸の中心地域(同+4.0%)であった。
  • 都市規模別・地域別では、政令指定都市はテナント、キーテナントともに前年同月比+1.0%、その他の地域はテナント同+2.3%、キーテナント同+0.7%となった。地震とその影響による停電が起きた北海道は同▲15.5%、札幌市も同▲10.6%と大きくマイナスとなった。一方、台風により臨時休業したSCも多かった近畿は同▲3.7%となったが、大阪市はリニューアル効果の続くSCがけん引したこともあり同+0.2%と前年並みとなった。
  • テナントの業種毎の販売動向をみると、前月とほぼ同数のSCが飲食が好調と回答し、次いでサービスと回答したSCが多かった。一方、月前半に残暑の厳しかった地域で秋物衣料の動きが鈍かったことなどにより、婦人衣料が不振と回答したSCが非常に多かった。

 

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