プレスリリース

2017/08/22 更新 SC販売統計調査報告 2017年7月

既存SC前年同月比  : +0.6%
セール後の衣料品が苦戦するも飲食・サービスが好調で、5ヶ月連続前年同月比プラス

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全体概況

  • 7月度の既存SCの売上高は、全体として6月からのセールが需要を先取りした影響で中旬以降はやや苦戦がみられたものの月を通じてみると総合で前年同月比+0.6%となり5ヶ月連続で前年を上回った。テナントは同+0.8%(5ヶ月連続プラス)。一方でキーテナントは同▲0.2%(8ヶ月連続でマイナス)となった。
  • 立地別の総合では、中心地域が同▲1.0%、周辺地域が同+1.3%となった。前年を上回る月が続いていた大都市中心地域は衣料品比率の高いSCで苦戦がみられ2月以来5ヶ月ぶりのマイナスとなった。
  • 地域別では、日照時間が多かった北日本の太平洋側を中心に東北、関東、中部、中国の4地域で前年を上回った。一方で、豪雨の影響を受けた九州地方や降雨量が多かった東日本日本海側を含む北海道、北陸、近畿、四国、九州・沖縄の5地域が前年を下回った。
  • 都市規模別では、政令指定都市の総合が同+0.2%とわずかながら前年を上回った。その他の地域も同+0.8%となった。政令指定都市の13都市をみると、8都市で前年を下回る結果となったが、そのなかでも名古屋市以西の7都市では福岡市を除く6都市で前年比マイナスとなった。
  • 業種毎の販売動向をみると、テナントでは飲食、サービス、物販のなかでは雑貨が好調、婦人衣料が不振と回答したSCが多くみられた。特に婦人衣料は4・5月とわずかながら改善がみられたが、6月以降は不振と回答するSCが増加している。キーテナントについては、生鮮食品が好調と不調に回答が分かれた。

トピックス

大都市中心地域はキーテナントが前年を上回った(+9.1%)もののテナントが前年を下回り(▲1.0%)、総合では2月以来5ヶ月ぶりに前年を下回った(▲0.4%)。内訳をみると大都市中心地域の66サンプルのうち、テナント売上が前年を下回ったSCは58%と半数を超えた。高架下や地下街は前年比プラスとマイナスのSC数が拮抗し比較的堅調だったものの、駅ビルや衣料品比率の高いSCでは苦戦するSCが多くみられた。

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