ショッピングセンター(SC)で働きませんか

2021/07/14 更新 人材確保調査結果 2020年度 ES向上・人材確保に関する定量調査

印刷用

 現在、日本では少子高齢化等を背景に、人手不足が解消されない状況が続いています。
当協会では、2017年にテナント企業の深刻な人手不足問題を受け、人材確保対策特別委員会を設置しました。
 人材確保対策の一環として、SC業界の人材確保に関する実態を把握する「SCの人材確保に関する定量調査」は2017年度より毎年行っており、調査結果はES向上・人材確保に関する月刊誌での特集やセミナー開催などにも生かしております。今年度は、従来の項目に加えて、ディベロッパー企業とテナント企業のテナント従業員へのコロナ下における対応について、とくにES、人材確保の視点で調査しました。
 今回の結果から見えてきたSCのディベロッパーやテナントが取り組むべき課題について、SC協会では、会員企業をサポートするためにさまざまな取り組みを行っていきたいと考えています。

1.ES向上・人材確保に関する定量調査

調査概要
調査期間:2020年10月13日~11月24日
調査対象:第一種正会員(ディベロッパー)309社、第二種正会員(テナント)284社
回答
(1)ディベロッパー向け調査:回答数158社(291SC)、回答率51%
(2)テナント向け調査 :回答数98社、回答率35%

【ポイント】
●コロナ下での時短営業や新規採用中止などでテナント従業員の充足度、採用困難度が改善した企業が多いが、これは一時的で、新型コロナウイルスの収束後は、再び人手不足が課題となる可能性があると考えられる。
●休業した店舗の従業員への対応としては、正規社員、非正規社員ともに「休業」がもっとも多かった。また、正規社員については「他の営業している店舗に配置」も半数近くあった。
●SCではテナント従業員のための新型コロナウイルス感染予防対策として、さまざまな取り組みを行っている。
●営業時間短縮は昨年度に引き続き進展した。一方、休業日数は昨年度からほとんど変化が見られなかった。元日を休業日とするSCはわずかではあるが引き続き増加傾向にある。

(1)テナント従業員の充足度・採用困難度

①テナント従業員の充足度(テナント企業回答)

②前年度と比較した採用困難度の変化(テナント企業回答)

(2)新型コロナウイルス感染拡大の影響と対応について

①新型コロナウイルス感染拡大の影響により休業した直営店舗の有無(テナント企業回答)

②「全店舗休業」もしくは「一部の店舗が休業」と回答した企業の従業員への対応(複数回答)(テナント企業回答)

③SC(ディベロッパー)がテナントスタッフの安全・安心確保のため、新型コロナウイルス感染予防対策として行った施策。(複数回答)(ディベロッパー企業回答) 
※回答SCのうち3割以上が実施したもの

【店舗における感染予防対策】

1 SC入口に消毒液を設置 92%
2 共用部の消毒・清掃の実施回数や頻度増 83%
3 混雑時間帯に関する情報提供やオフピークタイムでの来館呼びかけ 38%
4 全館一斉セールの規模縮小 36%
5 ポイント(アップ)デーの中止または延期 33%

【従業員の感染予防・健康管理】

1 研修・会議・店長会等の開催中止や開催数の削減 80%
2 感染拡大防止に関する基本的な知識の周知(テナント従業員向け研修会の開催等) 73%
3 出勤時の体調確認 71%
4 バックヤードに衛生用品(マスク、消毒液等)を設置 64%
5 従業員休憩室や食堂の消毒・清掃の実施回数や頻度増 58%
6 従業員休憩室や食堂に感染予防設備(間仕切り、飛沫防止シート等)を設置 57%
7 研修・会議・店長会等の会場レイアウトの工夫(3密回避) 56%
8 店頭で使う衛生用品(マスク、消毒液、フェイスシールド等)のテナントへの配布 47%
9 従業員休憩室や食堂の同時利用者数の制限 37%

【買物エチケットに係るお客さまへの協力依頼・情報発信】

1 来館者への買物エチケットの協力依頼・情報発信、3密回避等の呼びかけ(ポスター掲出等) 93%
2 来館者に対する発熱やその他の感冒症状がある場合の入店自粛やマスク着用のお願い 81%
3 感染予防対策の実施に伴うサービスの内容変化に対するお客様の理解促進 66%

(3)SCの営業時間・休日の変化

①営業時間の変化(ディベロッパー企業回答)

②休業日数の変化(ディベロッパー企業回答)

  • @commerce よりスピーディーな出店判断を プロパティデータバンク
  • NECネクサソリューションズ
  • 広告募集
  • 広告募集
ページのトップへ