プレスリリース

2025/07/25 更新 SC販売統計調査報告 2025年6月

既存SC前年同月比売上高伸長率 :+1.8%
全国的に気温が上昇したことで夏物商材が稼働

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全体概況

  • 6月度の既存SC売上高の前年同月比伸長率は、総合で+1.8%となった。
  • 月の平均気温が統計開始以来最も高くなるなど、全国的に気温が上昇したことで、夏物衣料や冷感アイテムなどの季節商材が稼働し、売上げにつながった。
  • 立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率+3.0%、周辺地域は同+1.2%となった。中心地域はセールなど館の販促施策が奏功し好調だった。周辺地域はテナント入れ替えの効果があったSCが好調だった。
  • 業種別にみると、「ファッション」は気温の上昇に伴い夏物衣料や機能性衣料が好調だった。「雑貨、その他物販」はキャラクター雑貨や季節商材が好調だった。「飲食」は猛暑により冷たいメニューや夏限定メニューが稼働した。

[立地別]

  • 中心地域は総合で前年同月比伸長率+3.0%となった。セールなど館の販促施策が奏功し、駅ビルや地下街、繁華街のSCがとくに好調だった。前月同様、大都市の百貨店がキーテナントのSCでは、前年に比べてインバウンドの購買が落ち着いてきているとの声が聞かれた。
  • 周辺地域は総合で前年同月比伸長率+1.2%となった。テナント入れ替えの効果があったSCは好調だった一方、休日日数の減少によりレジャー需要にも対応する広域商圏型SCが不調だった。

[地域別]

  • 関東は総合で前年同月比伸長率+2.5%となった。月前半から気温が上昇したことで夏物商材が稼働した。月末からセールを開始したSCも多く、来館増につながったとの声が聞かれた。
  • 中部は総合で前年同月比伸長率+0.5%、近畿は同+0.6%となった。梅雨入りが早かったことで、月前半は悪天候による来館者の減少や需給のミスマッチが起こり、衣料品が苦戦した。月後半からは急激な気温上昇により、夏物商材の動きが活発化した。近畿では、大阪・関西万博効果でインバウンドの来館が増加したSCがあったほか、万博関連商品が動いているとの声が聞かれた。
  • 中国は総合で前年同月比伸長率▲0.8%となった。近隣店舗のオープンやリニューアルの影響を受けたSCが不調だった。前年に比べてセールの時期を後ろ倒しにした影響で、衣料品や服飾雑貨の売上げが減少したSCもみられた。
  • 九州・沖縄は総合で前年同月比伸長率+4.1%となり、他地域と比較して最も伸長率が高かった。月後半の梅雨明け以降、急激な気温上昇により季節商材の高稼働が売上増につながったSCが多かった。

[業種別]

  • ・「ファッション」は、気温の上昇に伴い半袖トップスや薄手のワンピース、カットソーなどの夏物衣料のほか、接触冷感やUVカットなどの機能性衣料が好調だった。一方、急激な気温上昇により、春物衣料の消化が滞ったとの声も聞かれた。
  • 「雑貨、その他物販」は、キャラクター雑貨や季節商材が好調だった。季節商材としては、UV対策アイテムや冷感アイテム、レイングッズの需要が高かった。
  • 「飲食」は、気温が高い日が多かったことでアイスドリンクや冷たいメニュー、夏限定メニューが稼働した。一方で、猛暑により来館客の客足が鈍ったり、屋外テラス席の稼働率が落ちるなど、飲食が不調だったSCもみられた。

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