販売統計

SC販売統計調査報告 2008年年間

既存SC前年比   : -1.5%
SC総売上高 (推計) 27兆2,585億円(前年比 0.35% 全SCベース)

売上高の概況

売上高
2008年の既存SC年間売上高は-1.5%と2年連続マイナスとなった。初売りの好調、営業日数の増加などで1月~3月までは順調な売上推移を見せたものの、4月以降は食料品価格の高騰などから買い控えが浸透した。消費者の生活防衛意識が高まっている中で、年後半には米国大手金融機関の破綻による世界的な株安、円高による企業業績の伸び悩みによる雇用不安なども重なり、先行き不透明感がさらに強まった。
生活必需品に特化した購買傾向及び内食傾向から食料品に関しては比較的好調に推移した。
立地別・構成別
郊外地域(-1.8%)はガソリン価格の高騰などで車客が減少したものの、年後半は価格低下から客数が回復傾向にあり、中心(-1.5%)・周辺(-1.0%)地域と比較してマイナス幅に関して、大きな開きは見られなかった。
地域別
九州・沖縄地方が-0.6%と他地域よりマイナス幅が小さかった。政令指定都市である北九州、福岡市内のSCが堅調であった。一方、北陸地方が-3.1%と最もマイナス幅が大きく、新潟市、金沢市の中心地域SCの不調が目立った。
都市規模別・地域別
政令指定都市で見ると、仙台市が2.3%と最も高い伸びを示した。リニューアル効果により売上増となったSCが牽引し、全体を押し上げるかたちとなった。
SC構成別
キーテナントが-2.3%と17年連続マイナスとなった。年間を通じて、食料品を扱うキーテナント(SM)は堅調であったが、衣料品を扱うキーテナント(GMS、衣料専門店)が不調であった。
移動平均(年間)
2008年1月~12月で見ると、3月の0.2%をピークに下降傾向にある。7月に再度上昇したものの、その後は2005年5月~2005年11月までの上昇角度と近似角度で下降傾向にある(表-7太線部分)。2008年12月時点で2005年7月の水準まで下がってきており、しばらく下降もしくは横バイが続くものと予想される。


*本調査は、2007年12月末現在の全SC2,804SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計553SCは2008年1月~12月の全月の売上高が揃っているSCを対象とした。
*12月のSC総売上高(推計)は、2008年12月末現在の全SC2,876SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら

  • 都市規模別・地域別 売上高伸長率
  • キーテナント業態別 売上高伸長率
  • 立地別・地域別 総売上高
  • 立地別SC・キーテナント・テナント効率
  • 既存SC移動平均(年間)

の各表は会員ページでご覧になれます。


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