販売統計

SC販売統計調査報告 2005年08月

8月 SC総売上高 (推計) 1兆9,757億円 (前年比 6.5%  全SCベース)
既存SC前年比 :   0.6%

売上高の概況

2005年8月のSC総売上高は 1兆 9,757億円と2月以来6ヶ月振りに2兆円の大台を割ったが、前年同月比は6.5 % と堅調な成長ペースを維持した。

既存SCの売上高の前年比は0.6% の微増に止まった。記録的な猛暑や台風上陸(3個)、「アテネオリンピツク」の影響で大幅な売上停滞を記録した昨年の実績(-4.6%)を勘案するとコンマ台の伸長率は今ひとつ物足りない結果といえる。日曜日の1日減、クールビズ効果の一服感などが影響をしたようだ。

SC構成別では、テナントは 1.9% と安定した売上伸長を記録しているものの、ここ数ヶ月好調だった紳士衣料や身回り品等が停滞し前月より1.2ポイントのダウンとなつた。キーテナントは復調の兆しがみえていたが、0.5ポイントダウンの-1.7%となった。紳士衣料以外に好調業種が見当たらず、再び下降カーブを描く結果となった。

立地別では、郊外地域が夏休暇に足を奪われ再び-1.2%のマイナス成長なったが、4.2%の好成績だった大都市を背景に中心地域が2.6%と前月並みの伸びを堅持してSC全体をプラス成長に押し上げた。 地域別では、北陸・近畿・中国・四国の4地区がマイナス成長を記録して気掛かりな点を覗かせたが、他の5地区が売上好調を記録しSC全体をプラス成長に誘引した。 都市規模別では、神戸・北九州市の大幅な売上停滞、大都市以外の各地の多くがマイナス成長となって少し気掛りな面を覗かせているが、大半の大都市の売上好調がこの杞憂を打ち消した。

集計対象585SC中、プラス成長SCは257(43.9%)、前月より28SC減となった。過半数近くがプラス成長を記録しているが、今ひとつ物足りなさの残った今月のSC売上高を象徴する数字となった。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 585 SC 回収率58.5 %
*8月のSC総売上高(推計)は、2005年7月末現在の全SC2,689SC(前年比 +50SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


  • NECネクサソリューションズ
  • 日本ショッピングセンター協会50周年特設サイト
  • 広告募集
  • 広告募集
ページのトップへ