販売統計

SC販売統計調査報告 2004年12月

12月 SC総売上高 (推計) 2兆5,089億円 (前年比 +3.3%  全SCベース)
既存SC前年比 :   -2.2%

売上高の概況

2004年12月のSC総売上高は 2兆5,089億円、前年同月比も 3.3 % と順調な成長ぶりが窺える結果となった。歳暮・歳末という月特性があるものの、売場面積45,000m2超の大型4SCを含む10SCが新たにオープン、これが大きく貢献したものといえる。

しかしながら、既存SC売上高は -2.2 % の低空飛行、前月から1.3ポイント改善されたが5ヶ月連続のマイナス成長となった。天候不順(中旬までの暖冬、初旬の大雨・大風、年末の降・積雪)や税・社会保険料の負担増感で消費マインドが落込み、期待した歳末商戦の盛上がりが今一歩だったことが大きく影響した。

SC構成別では、テナントが -1.1 % キーテナントは -3.9 % といずれもマイナス成長となった。暖冬の影響でテナント、キーテナントとも防寒用品(スーツ、コート、ブーツ等)の動きが鈍く今月の結果を誘引した。

立地別では、中心・周辺・郊外全地域が -2 %台の落込みとなって今期の売上低調を象徴した結果となっているが、地域別では、前月大きく低迷した北海道・東北・北陸地区の中心地域、四国地区の総合と郊外地域が一転してプラス成長を記録し、今後に明るさを提供している。

都市規模別では、大型SCが相次いでオープンした大阪市・広島市・北九州市にまだ厳しい状況が見られるが、総じて回復基調がみられている。特に札幌市が3ヶ月振りに 1.1 % のプラス成長に転じたことが際立っている。

集計対象 565SCの中、プラス成長SCは173(30.6%)、30SCの増加(5.2ポイントアップ)であった。


*本調査は、2003年12月末現在の全SC2,611SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 565 SC 回収率56.5 %
*12月のSC総売上高(推計)は、2004年11月末現在の全SC2,663SC(前年比 +54SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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