販売統計

SC販売統計調査報告 2004年10月

10月 SC総売上高 (推計) 2兆492億円 (前年比 3.2%  全SC 2,648ベース)
既存SC前年比 :   -1.4%

売上高の概況

2004年10月のSC総売上高は 2兆492億円、前年同月比も 3.2 % を記録、堅調なペースでのSCの成長振りが窺えている。 前月、一挙に8SCが新規オープン、これらSCの算入が堅実な成長に大きく貢献したものの一つと思われる。

一方、既存SC売上高は -1.4 % と3ヶ月連続のマイナス成長となった。復調の兆しが見えた前月の成績をベースにプラス成長浮上への期待がかかったが、2個の台風上陸、新潟県中越地震の大災害、2年ぶりに好成績(前年比 +1.3%)を記録した昨年10月の反動、秋雨前線の停滞による天候不順等が重なって、前月より 0.4ポイントダウンの結果となった。

SC構成別では、テナントが - 0.9 % とマイナス成長ではあるものの、貴金属、雑貨、サービス業種が好調で前月同様コンマ台を維持する頑張りを見せた。キーテナントもまだマイナス領域だが、加工・生鮮食品等の売上好調が貢献し 1.9ポイント改善された -2.4 % となっている。後は、売上低迷が続いている主力の婦人・紳士衣料に早期の復調が望まれる。

立地・地域別では、総合ではまだ全域がマイナスとなっているが、中心地域と周辺地域に確かな回復振りがみられ、歳末商戦に向けて明るさを覗かせている。特に、大都市とりわけ東京区部・横浜市・大阪市・神戸市・北九州市のプラス成長が光る。都心部に話題のSCがオープン、迎えうつ既存SCの競合対策、これらが相乗効果となって好結果を引き出しているようだ。

集計対象 564SCの中で前年実績を上回ったのは 205SC(全体の 36.3 %)となった。前月から18 SCの増加(3.7アップ)となっており、売上回復への確実な足どりがみられている。


*本調査は、2003年12月末現在の全SC2,611SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 564 SC 回収率56.4 %
*10月のSC総売上高(推計)は、2004年9月末現在の全SC2,648SC(前年比 +53SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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