販売統計

売上高の概況

2004年7月のSC総売上高は、4ヶ月ぶりに2兆円の大台を回復し、前年同月比も + 2.2 % と順調な成長が記録された。

既存SC売上高は ± 0.0 % と昨年並みの結果であったが、前月から 2.8 ポイント上昇しており、確実な回復基調が見られている。多くのSCでバーゲン期間が月内に含まれたことや記録的な猛暑の連続だったが本来の夏らしい天候で、婦人衣料を中心に季節商品が比較的順調に動いたことなどが好影響したようだ。

SC構成別では、テナントが 0.8 % と素早い立直りを見せたことに加えて、キーテナントもまだ - 1.4 % のマイナス成長ではあるものの前月に比べて 1.2 ポイントの改善が見られており、年後半に向けて明るさを覗かせている。

立地・地域別では、全般的に回復基調が見られた中で、中旬に集中豪雨に見舞われた北陸地区、台風10号の影響で月末が大荒れの天候となった西日本地区に若干の売上停滞が生じ月全体を昨年並みの状況に押し止めた。

集計対象 570SCの中で前年実績を上回ったのは 239SC（全体の 41.9 %）、前月から 91SC増となって後半に期待を抱かせる結果となった。

*本調査は、2003年12月末現在の全SC2,611SCの中から立地別･SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 570 SC　回収率57.0 ％
*7月のSC総売上高（推計）は、2004年6月末現在の全SC2,637SC（前年比 ＋42SC）をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率
の各表はこちら