販売統計

売上高の概況

2004年5月のSC総売上高は前年同月比＋1.1％となった。　9SCが増加したこともあって伸び率も前月より0.6ポイント上昇、SCの着実な成長振りが見られている。

既存店売上高では－0.7％ と3ヶ月連続で前年割れとなったもののコンマ台までに回復しており、先行きに明るさが見える状況となっている。

G.Wが5連休となったことを追い風に今月は売上高の大幅アップが見込まれたが、梅雨前線や台風の影響でG.Wの後半、その後週末毎に天気がぐずついたことも影響して、紳士・婦人衣料、子供用品、靴・鞄等が伸び悩み、前年をクリアすることが出来なかった。

SC構成別では、季節特性（連休、行楽シーズン）を活かし売上を伸ばしたサービス、飲食、加工食品テナントの好成績を背景に、テナント（専門店）が＋0.5％とプラス成長したことは特筆される。　キーテナントは－2.8％と依然として苦戦しているものの前月よりも0.7ポイント改善されており今後に期待が持てる。

都市規模・地域別では、昨年の3月以来続いていた札幌市の大幅な落ち込みが緩和されてきた一方で、大型SCが相次いでオープンした広島市の既存SCは-7.5％と厳しい状況となっている。

集計対象567SCの中で前年実績を上回ったのは207SC（全体の36.5％）、前月から65SC増となって先行きに明るさ感じさせている。

*本調査は、2003年12月末現在の全SC2,611SCの中から立地別･SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 567 SC　回収率56.7 ％
*5月のSC総売上高（推計）は、2004年4月末現在の全SC2,632SC（前年比 ＋9SC）をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率
の各表はこちら