販売統計

売上高の概況

2004年3月のSC総売上高は前年同月比0.1％の微増にとどまった。閏月のため営業日数増となったこともあり5.8％増を記録した前月と比較して、曜日配列や天候にも恵まれず、衣料品・雑貨・家庭用品・飲食が振るわなかったことが影響した。

既存店売上高については、北海道をはじめ話題の大型SCがオープンした影響の大きい近畿（大阪市，神戸市）、中国（広島市）、九州・沖縄（北九州市）各地域が大幅減となったほか、全地域で前年を下回り全体で－3.6％となった。その中にあって、東北、北陸、四国各地域の郊外SCが前年実績を上回ったことは特筆される。

調査対象560SCの中で前年実績を上回ったのは148（全体の26.4％）と、過半数を記録した前月の約半数となったが、これらのSCは曜日配列や天候等の外的要因を最小限にとどめる実力を備えているといえ、そのマネジメント手法や顧客づくりに取り組む姿勢に学ぶべきことが多い。

*本調査は、2003年12月末現在の全SC2,611SCの中から立地別･SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 560 SC　回収率56.0 ％
*3月のSC総売上高（推計）は、2004年2月末現在の全SC2,613SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率
の各表はこちら