販売統計

SC販売統計調査報告 2004年01月

~ スタートダッシュには 今一歩 △ 0.2% ~
1月 SC総売上高 (推計) 2兆2,253億円 (前年比 2.5%  全SC 2,611)

売上高の概況

2004年1月のSC売上高は前年同月比 △0.2%となった。新しい年のスタート月にしては若干もどかしさの残る結果といえる。

新春を飾る福袋セールや初売り・冬物バーゲンが比較的順調で期待感が膨らんだものの、BSE、鳥インフルエンザの発生が国内消費に影を落とし、SC売上高のプラス成長にブーレキがかかったが前月の△1.4%よりは1.2ポイントの改善された。

一方、SC総売上高は昨年次々にオープンした大型SCの貢献もあって2.5%増を記録する等SCの先行きに明るさが見えている。

店舗業態別では、テナントゾーンが0.5%とプラス成長に浮上する健闘が光っている。新春セール等で婦人衣料を中心に、靴・鞄等の身回り品が比較的好調だったことが要因として挙げられている。一方キーテナントは回復の兆しは見られるが、衣料品部門の動きが鈍く△1.2%の前年割れとなった。

立地・地域別で見ると、郊外地域SCに前月を上回る好成績がみられている。特に今期は北海道、近畿地区を除く6地区がプラス成長を記録、それに追従するように周辺地域SCも水面に浮上したことが注目される。

今期プラス成長を記録したSC数は236SC(42.1%)この数字からもSCの先行きの明るさが読み取れる。好調SCがその要因として「実施イベントの成功」「リニューアル効果」が挙げられている。お客様の感動を呼ぶ企画・提案がSC売上アップの「キーポイント」になっているようだ。


*本調査は、2003年12月末現在の全SC2,611SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 560 SC 回収率56.0 %
*1月のSC総売上高(推計)は、2003年12月末現在の全SC2,611SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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