販売統計

SC販売統計調査報告 2009年11月

11月既存SC前年比   : -8.7%
SC総売上高 (推計) 2 兆1,199億円(前年比 -4.8% 全SCベース)

売上高の概況

概況
11月の既存SCの前年同月比売上高は、-8.7%と15ヶ月連続でマイナスとなった。マイナス幅は本統計開始(2002年7月より月間報告)以来の落ち込みである。
景気低迷による雇用情勢の厳しさ、政府のデフレ宣言、先行きの不透明感から、消費を刺激するような好材料が見当たらず、買上件数、客単価ともに減少し、売上が伸び悩んだ。加えて月上旬の連休の並びの悪さ、新型インフルエンザによる来店客数の減少、気温高めによる冬物衣料の動きが鈍いことも影響し、結果として、前月より1.1ポイント後退した。依然として厳しい状況が続いている。
立地別でみると、中心地域に立地するSCが-10.0%、特にキーテナントでは-12.7%と大幅減になった。一方で郊外地域は-7.8%、周辺地域は-8.2%と1桁減であった。地域別では中部(-12.3%)、中国(-11.6%)の落ち込みが著しく、特に中部・北陸地方の中心地域が-14.0%と厳しい結果になった。一方で、近畿地方の郊外地域が-5.0%となった。要因としては、カジュアル衣料品店やディスカウントストアが好調なことによる。
政令指定都市別で見ると、名古屋市が-14.4%で前月に引き続きマイナス幅が大きく、キーテナントの不振(-15.4%)が目立つ。ついで広島市が-12.6%、東京区部が-10.0%で2桁減であった。政令指定都市以外の地域では、中部および中国地方(-11.3%)が2桁減と後退している。


*本調査は、2008年12月末現在の全SC2,877SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 542 SC 回収率54.2 %
*2009年5月21日の定期総会において、SC全数調査の結果を報告し、SC取扱い基準を見直した上で2008年末のSC総数を2,980と発表したが、11月のSC総売上高(推計)は、旧基準に基づき、2009年10月末現在の全SC2,918SC をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

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  • 都市規模別・地域別 売上高伸長率
  • キーテナント業態別 売上高伸長率
  • 立地別・地域別 総売上高
  • 立地別SC・キーテナント・テナント効率
  • 既存SC移動平均(年間)

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