販売統計

SC販売統計調査報告 2009年06月

6月既存SC前年比   : -6.6%
SC総売上高 (推計) 2 兆927億円(前年比 -6.0% 全SCベース)

売上高の概況

売上高
6月の既存SCの前年同月比売上高は、-6.6%と10ヶ月連続でマイナスとなった。
エコポイント制度やエコカー減税など、政府の追加経済対策が一定の消費効果をもたらしたものの、雇用環境の悪化、夏のボーナスを含めた給与の減少などにより、生活防衛意識が一層強まり、全体の消費意欲に高まりが見られない。
また、プライベートブランドを中心とした低価格商品の導入や買上点数の減少などから買上単価が減少傾向にあることに加え、昨年より日曜日が1日少なかったことも重なり、前月をさらに1.0ポイント下回る結果となった。
一部のSCでは売上の増加も見られたが、その要因は、昨年は7月に入ってから開始した夏のバーゲンを、今年は前倒して6月に開始したことやリニューアル効果によるものである。
立地別・構成別
小都市の中心地域が-10.6%と最もマイナス幅が大きかった。特にキーテナントが-12.3%と低調で、百貨店、GMSをキーテナントとするSCが不振であった。
立地別・地域別
各地域共に中心地域の落ち込みが大きく、ファッションビル、駅ビル等の衣料中心のSCの不振が大きな要因となっている。
都市規模別・地域別
政令指定都市別で見ると、上記同様、衣料品の不振により名古屋市が-9.0%と最もマイナス幅が大きかった。
また、前月新型インフルエンザの影響でマイナス幅の大きかった大阪市、神戸市は-7.2%、-5.5%とそれぞれ3.3ポイント、2.5ポイント改善した。


*本調査は、2008年12月末現在の全SC2,877SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 562 SC 回収率56.2 %
*2009年5月21日の定期総会において、SC全数調査の結果を報告し、SC取扱い基準を見直した上で2008年末のSC総数を2,980と発表したが、6月のSC総売上高(推計)は、旧基準に基づき、2009年5月末現在の全SC2,894SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら

  • 都市規模別・地域別 売上高伸長率
  • キーテナント業態別 売上高伸長率
  • 立地別・地域別 総売上高
  • 立地別SC・キーテナント・テナント効率
  • 既存SC移動平均(年間)

の各表は会員ページでご覧になれます。


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