SCアカデミー 第14期生募集案内
~次世代を担うSC経営者層の育成を目指す、SC業界唯一のビジネススクール~
一般社団法人日本ショッピングセンター協会は、1973年に設立以来、業界の人材育成に重点を置き、現在までセミナー、海外研修、通信教育などの各種プログラムを実施し、SC業界の人材育成に寄与して参りました。
2007年に次世代のSC経営者層の育成を目的として、SCを学術的・体系的に学び、SCの新潮流、将来動向についても理解を深めていただくためのプログラム「SCアカデミー」を創設し、これまでに464名が卒業されました。現在は第13期の46名が在学中で、このほど第14期生の募集をすることになりました。
目的と特色
- 次世代を担うSC経営者層の養成を目的とします。
- SCを学術的・体系的に学び、SCの新潮流、将来動向についても理解を深めていただきます。
- ワンウェイでなく“考える力”をつける授業です。また、講師は各コースの指導教授の他に、毎回、SC業界を中心に関連分野で活躍されているゲスト講師をお招きします。
- 長期のプログラムですので、受講生相互の情報交換やネットワークづくりに役立ちます。
- 本アカデミー終了者は、SC経営士二次試験が免除になります。
SCアカデミー第14期概要(2020年度)
1.会場
一般社団法人日本ショッピングセンター協会(アクセス)
(東京都文京区後楽1-14-4 後楽森ビル15F)
2.期間
2020年4月~2021年3月(授業は11月中旬まで実施予定)
3.時間
金曜日 18:30~20:30 ※授業によって変更になる場合がございます。
4.受講料
440,000円(本体価格400,000円 消費税40,000円)
5.定員
40名以内(定員に達し次第締切りとさせていただきます。)
6.対象
SC協会会員企業の中堅社員(SC事業に関連した職種で5年以上の実務経験を有すること。)
7.入学審査について
1)受講申込書を提出後、①実務経歴書及び所属企業の推薦状と②1,200字程度の小論文(何を学びたいか、受講の目的)の提出をお願いいたします。受講申込者については、①実務経歴書、②小論文に基づいて、入学の審査を行います。審査の結果によっては、受講をお断りする場合がありますので、ご了承ください。審査結果は、2月の末にご連絡いたします。協会事務局より受講申込書を提出後に、①のフォーマットのデータをお送りいたします。
①、②につきましては、2020年2月6日(木)までに必ずご提出願います。
2)開催期間中に受講生が何らかの理由で辞退されても、受講料は返金いたしませんので、ご了承ください。
8.お申し込み締切日
2020年1月31日(金) ※定員に達し次第、締切とさせていただきます。
9.担当指導教授(敬称略)
- SC序論(合宿研修/9単元)
小嶋 彰 (株)フロンティアリテール研究所 代表取締役 (SC経営士) - SC総論Ⅰ(6単元)
望月 照彦 構想博物館 館主 - SC総論Ⅱ(6単元)
彦坂 裕 (株)スペースインキュベータ 代表取締役
上海視覚芸術学院徳稲大師学院教授
日本建築家協会会員 - SC経営実践論(7単元)
矢木 達也 (株)ビーエーシー・アーバンプロジェクト
代表取締役社長 (SC経営士) - 特別演習(5単元)
太田 巳津彦 (株)ワイ・キャップコンサルティング
代表取締役 (SC経営士) - 指導教授
大甕 聡 (一社)日本ショッピングセンター協会 顧問 (SC経営士) - ゼミ方式(4単元)
白川 富章 SC-1代表(SC経営士)
西山 貴仁 (株)SC&パートナーズ代表取締役(SC経営士)
10. 第14期カリキュラム
■SC序論(合宿研修)
指導教授 小嶋 彰 氏 (株)フロンティアリテール研究所 代表取締役 (SC経営士)
日程 | 単元 | 課目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
4/9(木) | 1 | 合宿研修について | 合宿研修の目的 他 |
2 | SC序論 | ||
3 | 特別講義 | 調整中 | |
4 | 学び(独学)とリベラルアーツと旅の力・・・社会叡智実装化SCの創造に向けて | SCアカデミーでいかに学び、自己創発力をどう鍛え、次代のSCを構想するか | |
5 | 環境革命世紀の都市と商業 | 今世紀最大の課題「環境」に対し、我々はどのような位置のたち、また何をすべきなのか? 商業環境やSCを取り巻く様相を歴史的、批評的、包括的に俯瞰しながら、このアポリアへの展望を示す。 | |
6 | SCアカデミーを100倍楽しむ方法 | 問題意識の持ち方やグループディスカッションの意義など、受講のコツについてお話しします | |
交流会 | |||
4/10(金) | 7 | 街のポディウムとしてのSC | デジタルエイジに求められる視点からSCの新たな道標を探る。 |
8 | 経済社会における小売商業の役割 | ●消費税増税に関わる商業の対応、及び、家計消費構造の変化(アップデート) ●インバウンド顧客対応の商業戦略 ●リアル商業とEコマースの融合課題と対応戦略 ●商業のビジネスモデルの変化 ●地域活性化のための商業の役割と未来の方向性について基礎的な把握を行います。 |
|
9 | 特別講義 | 調整中 | |
10 | グループディスカッション | グループに分かれ、与えられたテーマ、課題についてグループ内でディスカッションを行い、まとめ発表する。 | |
11 | 総括 | 合宿研修のまとめと今後の研修への期待 |
■SC総論Ⅰ
指導教授 望月 照彦 氏 構想博物館 館主
日程 | 単元 | 項目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
4/17(金) | 1 | 現代社会におけるSCのポジショニングと存在価値創造への実装的アプローチ論 | ・SCの持つ存在課題を探る ・人々(市場)はSCに何を求めているのか ・社会動態との齟齬をどう克服するか |
4/24(金) | 2 | 上記の課題についてアカデミー生自身が個人として、グループとして主体的に考察し、議論し、発表する | ・個人的思惟の場 ・クロスインパクトディスカッション ・事業プレゼンテーション |
5/8(金) | 3 | SCを経営・運営する組織と、それにかかわる個人がどう主体化するか、新たな企業組織論と、思惟・意思決定論 | ・先端企業理念、経営思想の検証 ・会社と組織のダイナミズムの分析 ・事業イノベーションの環境創造 |
5/15(金) | 4 | 上記の課題についてアカデミー生自身が個人として、グループとして主体的に考察し、議論し、発表する | ・個人的思惟の場 ・クロスインパクトディスカッション ・事業プレゼンテーション |
5/22(金) | 5 | データキャピタリズムの時代の、デジタルとリアル(アナログ)との、新たな融合とニューヒュマニゼーション論 | ・データー資本主義の現実とは ・デジタルとリアルのマージ戦略とは ・新たなヒューマニゼーションの考察 |
5/29(金) | 6 | 「エマージェンス(脱皮)・イノベーションは可能か」を巡って、講師陣とアカデミー生との、クロスインパクトミーティングを展開する | ・講師陣によるショートスピーチ ・グループによるクエショニアの案出 ・クロスインパクトミーティング |
■SC総論Ⅱ
指導教授 彦坂 裕 (株)スペースインキュベータ 代表取締役
上海視覚芸術学院徳稲大師学院教授
日本建築家協会会員
日程 | 単元 | 項目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
6/5(金) | 1 | 講義:「タウンマネジメントの現代的位相」――街とSCの再生を国内外の先進的事例を中心に考察する | 街の再生、活性化としてのタウンマネジメント・エリアマネジメントの概念と先進的実践を紹介しながら、その方策、キーワード、意味、課題などを包括的に分析し、都市事象のデータ化の重要性や実践的な推進方法を展開する |
6/12(金) | 2 | 講義:「知識社会のなかのSCとその可能性」――流動社会、技術革新、多様化する価値観、偏在する資本をどう捉えていくのか | コミュニケーションのあり方、メディアの機能、人間や人間活動そのものへの認識を深めるとともに、現代を透視する考え方をインタージャンル的に横断渉猟しながら、創造的価値の問題をSCを媒体に追及する |
6/19(金) | 3 | ワークショップ&ディスカッション:「テクノロジーはSCの未来をどう開拓するのか?」 | 受講生による研究討議とプレゼンテーション、そして講座講師とともにテーマをクロストークするセッション |
6/26(金) | 4 | 講義:「ランドスケープとSCの相互交通」――景観創造・まちづくり・エココンシャスとSCの統合世界はどのようなものなのか | ランドスケープの概念、ランドスケープと都市創造・地域創造の問題を紹介するとともに、今後重要になるSCにおけるランドスケープ価値やランドスケープ的視野で捉えたSCの可能性、エコロジーの実践的展開などについて考察する |
7/3(金) | 5 | 講義:「集客装置としての商業環境」――イベント型都市・イベント型商業の系譜学と未来を探る | 集客や滞留、さらには顧客参加者の支持を得るイベント創造の歴史的・現代的事例やその制作論、プロデュースの意味、そして地域創生との関係などにフォーカスを当てながら、商業環境の魅力やレジリエンスを高めるあり方について深耕する |
7/10(金) | 6 | パネルディスカッション:「リベラルアーツをSC創造に結びつける」 | 最前線で活躍する外部ゲストを招聘し、受講生のプレゼンテーションを含む参加型のインタラクティブなSC未来へ向けたセッションを核とする全体の総括 |
■SC経営実践論
指導教授 矢木 達也 (株)ビーエーシー・アーバンプロジェクト
代表取締役社長 (SC経営士)
日程 | 単元 | 項目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
8/21(金) | 1 | SC事業収支計画 | 長期計画から年度予算まで、事業収支計画の立て方、事業性評価などの手法を学ぶ。 |
8/28(金) | 2 | 商店街の再生を参考とするSCの再活性 | 地方商店街の活性事例を学び、SCにも活かせるヒントを学ぶ。 |
9/4(金) | 3 | アセットマネジメント・ファンド視点でのSC経営・SC開発 | ファンドビジネスの実際と金融とSCのつながり、AM事業とPM事業の相互理解などを学ぶ |
9/25(金) | 4 | デジタル時代の新しいSCの事例研究 New Reatil とSCプロモーション |
ニューリテイルの受け皿となったSCなど、先進的な海外事例を主としてデザイン面から学ぶ。 |
10/2(金) | 5 | 拡がるSCの非物販・レジャーサービステナント | SCの新たなテナントとなりうる集客コンテンツの検討に参考となるレジャー産業界のトレンド、各種事例、SCの取り組みなどの情報収集。 |
10/23(金) | 6 | ファッションアパレルの再構築 | SCの基盤であったファッション販売再構築の可能性を探る。 |
10/30(金) | 7 | まとめ、SCの近未来 | 各講義でのインプットを踏まえ、SCのあるべき姿をアウトプットする。 |
■特別演習
指導教授 太田 巳津彦 (株)ワイ・キャップコンサルティング
代表取締役 (SC経営士)
日程 | 単元 | 項目 | 内容と目的 |
---|---|---|---|
7/17(金) | 1 | 特別演習Ⅰ 「ケーススタディその1 現状分析のフレームワークを習得する」 |
事例演習を通じて、現状分析のフレームワーク手法を習得する(Ex特性要因図) |
8/7(金) | 特別講義 | ||
9/18(金) | 2 | 特別演習Ⅱ 「ケーススタディその2 戦略策定のフレームワークを習得する」 |
事例演習を通じて、戦略策定のフレームワーク手法を習得する(Ex SWOT分析) |
10/16(金) | 3 | 特別演習Ⅲ 「フィールドワーク」 |
商業施設もしくは商業地を訪問し、フィールドワークを行う(フレームワークの実践) |
11/13(金) | 4 | 特別演習Ⅳ 「プレゼンテーション」 |
フィールドワークに基づいた提案をチーム単位でプレゼンする |
■ゼミ方式(いくつかのグループに分ける)
日程 | 単元 | 内容 |
---|---|---|
7/31(金) | 1 | 卒論の書き方講座 各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導 他 |
9/11(金) | 2 | 各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導 他 |
10/9(金) | 3 | 各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導 他 |
11/6(金) | 4 | 各コースのフォローアップ、卒業論文作成指導 他 |
※ゼミのグループ分けは7月に決定し、発表します。
※ゼミの指導教授が卒業論文指導も行います。
※やむを得ない事由により、講師・時間割・講義内容等を変更する場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
11.お問い合わせ先
(一社)日本ショッピングセンター協会
教育研修部/與田(よでん)、増木
TEL.03-5615-8523 FAX.03-5615-8539