販売統計

SC販売統計調査報告 2009年03月

3月既存SC前年比   : -8.3%
SC総売上高 (推計) 2 兆3,065億円(前年比 -1.2% 全SCベース)

売上高の概況

売上高
3月の既存SCの前年同月比売上高は、-8.3%と7ヶ月連続マイナスとなった。
昨年とは対照的に原材料価格が低下し、商品価格が安定するなどのプラス要素があったものの、先行き不透明感による消費者の買い控え、低価格志向は一層強まっており、結果として前月の-7.5%をさらに下回る本統計開始以来の最低水準となった。
また、月の後半は、寒暖の差が激しかったことから、春物商品が不振であった。景気の減速を受けて消費マインドの冷え込みにより、衣料品を中心とした高額商品が低調であることも売上減要素となっている。
この他、前年に比べて土曜日が1日少なかったことや客数・客単価ともに減少していることなど、様々なマイナス要素が重なり、依然としてSC売上は厳しい状況が続いている。
立地別・構成別
キーテナントが-9.6%と不振であった。前月同様、百貨店、GMSをキーテナントとするSCが不振であった。
立地別・地域別
四国地方が-10.5%、近畿地方が-9.9%とマイナス幅が大きかった。四国地方はテナントの退店による売上減、近畿地方は前月に引続き、リニューアルによる部分休業が要因となっている。
一方、九州・沖縄地方が-2.5%と最もマイナス幅が小さく、福岡市内SCの売上増が要因となっている。
都市規模別・地域別
政令指定都市別で見ると、ファッションビル及び百貨店をキーテナントとするSCが不振であった横浜市が-9.8%と最もマイナス幅が大きかった。
一方、福岡市のみが0.3%とプラスであり、要因としては大規模なイベント、セールを実施したSCやリニューアルにより売上増となったSCが牽引していることが挙げられる。


*本調査は、2008年12月末現在の全SC2,877SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 573 SC 回収率57.3 %
*3月のSC総売上高(推計)は、2009年2月末現在の全SC2,878SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら

  • 都市規模別・地域別 売上高伸長率
  • キーテナント業態別 売上高伸長率
  • 立地別・地域別 総売上高
  • 立地別SC・キーテナント・テナント効率
  • 既存SC移動平均(年間)

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