販売統計

SC販売統計調査報告 2008年07月

7月既存SC前年比   :0.3%
SC総売上高 (推計) 2兆4,777億円 (前年比 2.4 % 全SCベース)

売上高の概況

売上高
7月の既存SCの前年同月比売上高は0.3%と4ヶ月ぶりにプラスとなった。夏のバーゲンセール開始時期が今年は7月に入ってからのSCが多かったことに加え、全国的に猛暑であったことから季節商品の売上は順調に推移した。ガソリンの価格高騰による車客の減少に対して、ガソリン割引券を配布するなどのキャンペーンを実施して、集客を図ったSCも一部で見られた。
しかし、物価高による先行き不透明感は払拭されておらず、依然として生活必需品以外の買い控えは続いていることから、バーゲンセールの売上が全体を押し上げる結果となった。
立地別
大都市の中心地域が1.3%、周辺地域が0.9%とプラスであった。前月よりそれぞれ5.2ポイント、2.7ポイント改善した。駅ビルなどの夏のバーゲンセール及びイベントが比較的好調に推移した。
地域別
北海道地方が2.0%と最も高い伸びを示したものの、中心地域(3.7%)と郊外地域(-7.8%)の伸長率差が非常に大きかった。ガソリンの価格高騰による車離れの影響が顕著にあらわれている。
都市規模別・地域別
政令指定都市で見ると、千葉市が5.4%、福岡市が4.8%とプラスであった。千葉市はリニューアル効果により売上増となったSCが牽引している。福岡市は天候順調を好調要因に挙げるSCが多かった。
SC構成別
キーテナント(0.5%)、テナント(0.2%)ともにプラスであった。前月同様、食料品や日用品を扱う業態は比較的好調に推移した。衣料品に関しては、こなれた商品や プライベートブランドなどの売行きは順調であった。


*本調査は、2007年12月末現在の全SC2,804SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 585 SC 回収率58.5 %
*7月のSC総売上高(推計)は、2008年6月末現在の全SC2,839SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら

  • 都市規模別・地域別 売上高伸長率
  • キーテナント業態別 売上高伸長率
  • 立地別・地域別 総売上高
  • 立地別SC・キーテナント・テナント効率
  • 既存SC移動平均(年間)

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