販売統計

SC販売統計調査報告 2008年02月

2月既存SC前年比   :0.8%
SC総売上高 (推計) 1兆9,451億円 (前年比 6.1 % 全SCベース)

売上高の概況

売上高
2月の既存SCの前年同月比売上高は0.8%と2ヶ月連続プラスとなった。リニューアル効果に加え、うるう年による営業日数の増加がプラス要因として挙げられる。さらに、中国製冷凍ギョーザ問題の影響から国産回帰の傾向が見られ、一時的ではあるが食品の売上がやや高めに推移した。
一方、集客イベントの1つであったバレンタイン商戦は、予想以上の降雪と気温の低下から客数が伸び悩み、大きなプラス要因となるまでには至らなかった。
業種別では低温による春物衣料の売上不振から婦人衣料を不調要因とするSCが圧倒的に多かった。
キーテナントでは生鮮食品を好調要因とするSCが多かった。
立地別
周辺地域が3.7%と高い伸びを示した。大都市中心地域の2.6%に表れているように、政令指定都市などの大都市が好調なため、周辺地域においても大都市が牽引するかたちとなっている。
地域別
北陸地方の周辺地域が11.4%と高い伸びを示した。増床効果の続いているSCやリニューアルが好調に推移しているSCが全体を押し上げている。一方、中心地域は競合SCの開店などによる影響が未だ続いており、-6.7%と厳しい結果となった。
都市規模別・地域別
政令指定都市で見ると一部、改装・工事休業により売上を落とした都市があったものの、11都市でプラスを記録した。中でも東京区部は6.3%と高い伸びを示した。
SC構成別
キーテナントが1.4%と4ヶ月ぶりにテナントの前年比を上回った。春物衣料が不振であったが、生鮮食品を取り扱う食品スーパー・GMSなどのキーテナントが好調であったため結果としてプラスとなった。


*本調査は、2007年12月末現在の全SC2,848SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 585 SC 回収率58.5 %
*2月のSC総売上高(推計)は、2008年1月末現在の全SC2,848SC(前年比 +89SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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