販売統計

SC販売統計調査報告 2006年06月

6月 SC総売上高(推計) 2兆926 億円 (前年比 3.7 %  全SCベース)
既存SC前年比 :   1.1%

売上高の概況

既存SCの売上高は1.1%と5ヶ月連続してプラスとなった。好調要因としては、先月と同様にイベント効果やリニューアル効果を挙げるSCが多く、ほぼ同じ割合での指摘であった。一方、不調要因には、テナントの退店を理由とするSCが最も多く、続いて天候不順の影響が大きいとするSCが多かった。
SC構成別では、テナントの売上が1.7%と15ヵ月連続で前年をクリアし、プラス基調がすっかり定着し安定した成績を示している。業種別では、婦人衣料・用品テナントが好調であるとするSCが圧倒的に多く、続いて飲食テナント、雑貨テナントと続いている。一方、不調業種をみると、こちらも婦人衣料・用品テナントが一番多く、SCの好不調の鍵を握るのは婦人衣料であることを物語る結果となった。続く不調業種は飲食、サービスの順となっている。
キーテナントは、今年3月に3ヵ月振りのプラス、4月はマイナスと一進一退であったが今月は0.2%と連続してプラスとなった。生鮮食品、加工食品の貢献度が大きいようだ。
立地別では、前月に続き小都市が-0.3%と低迷しているが、前月からは1.4ポイントの改善を見せている。地域別では、北海道が-1.9%と3ヶ月連続でマイナスとなり、四国も-1.7%と再びマイナスに転じた。都市規模別・地域別では13大都市が1.2%、、その他地域が1.1%と両地域の伸びが均衡した。その他地域の前年同月の数値が-1.2%であったのと比較するとその復調ぶりが目立つ。中でも中国地方は4.1%と好調であった。売上効率では、関東地方が坪当たり243千円と他に比べ高い効率を示している。


*本調査は、2005年12月末現在の全SC2,704SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 606 SC 回収率60.6 %
*6月のSC総売上高(推計)は、2006年5月末現在の全SC2,725SC(前年比 +53SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


  • NECネクサソリューションズ
  • 日本ショッピングセンター協会50周年特設サイト
  • 広告募集
  • 広告募集
ページのトップへ