販売統計

SC販売統計調査報告 2005年12月

12月 SC総売上高 (推計) 2兆6,919億円 (前年比 7.3%  全SCベース)
既存SC前年比 :   3.1%

売上高の概況

2005年12月のSC総売上高は2兆6,919億円、伸び率は前月に続いて7.3%と高レベルの成長を記録した。既存SCの順調な売上伸長に加えて、前月新たに10SCオープンしSCの高成長に拍車をかけた。

既存SCの売上高も3.1%と最高値だった前月をさらに0.1ポイント上回る結果となった。順調な寒さの到来に加えて景気の回復感等で消費マインドが刺激をされ、重衣料を中心に冬物商品が好調だったことが今月の好成績を誘引した。

SC構成別では、テナントは婦人用品に加えて紳士用品、靴・鞄が比較的順調に売上を伸ばし、前年同月比4.1% と依然売上好調を持続している。キーテナントも1.6%のプラス成長を記録した。前月、2年振りにプラス成長に転じ先行きに明るさが見えていたが、さらに0.5ポイントの上昇となって復調を裏付ける結果となった。不調業種が雑貨、家庭用品の2業種に止まり安定成長へ足場を固めつつあることが窺える。

立地別では、大都市の好調さを背景に中心地域が4.5%の大幅な売上伸長を記録、周辺地域が2.7%、郊外地域も2.0%といずれも順調な売上伸長となって売上好調だった今月の成績を物語る結果となった。

地域別では、ほぼ全域がプラス成長となった中で、北陸地区がコンマ台の微小であるがただ一つマイナス成長となった。前月大幅な立直りを見せていたが、大雪が少なからず影響したようだ。

都市規模別では、大都市の北九州市が-6.1%、その他地域での北海道が-2.2%、北陸が-0.1%と計3ヶ所に売上不振がみられたもののこれらを除く19ヶ所(86%超)がプラス成長でSC売上高の復調振りが窺える。

集計対象586SC中、約2/3に相当する363(61.9%)のSCがプラス成長SCとなった。前月初めて過半数を超したがさらに4.6ポイント上昇しており、SCの確実な売上回復が感じとられる結果となっている。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 586 SC 回収率58.6 %
*12月のSC総売上高(推計)は、2005年11月末現在の全SC2,711SC(前年比 +48SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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