販売統計

SC販売統計調査報告 2005年10月

10月 SC総売上高 (推計) 2兆1,365億円 (前年比 4.3%  全SCベース)
既存SC前年比 :   0.0%

売上高の概況

2005年10月のSC総売上高は2兆 1,365億円、3ヶ月振りに2兆円の大台に復帰した。前年同月比は新設オープンが4SCと9月としては少なく前月より3.3ポイントダウンしたが、4.3% と安定した成長を見せている。

既存SCの売上高の前年比は0.0% と前年並みとなった。歳末商戦に向けて期待が高かったが、月全般にわたって全国的に気温が高く、秋冬物商品の動きが今一つ鈍く足踏み状態が感じられる結果となった。

SC構成別では、テナントは前年同月比1.5% 前月より0.5ポイント下降したものの7ヶ月連続で安定成長を記録した。売上好調が持続している婦人衣料に加えて雑貨、サービス業種の頑張りがプラス成長の下支えとなった。一方、復調の兆しが窺えたキーテナントは、-2.8% と若干気がかりな面を再び覗かせた。加工食品以外に好調業種が見当たらず、前月より1.5ポイントのダウンとなった。

立地別では、中心地域が1.5%と前月に続いて売上好調を持続したが、周辺、郊外の両地域は秋雨前線の影響もあって客足が伸びず前月に続いて-1.7%、-0.5%のマイナス成長、立直りの気配が薄く、少々不安感が残る状況となっている。

地域別では、前月と一転して関東、四国地区を除く7地区がマイナス成長に陥り、少し足踏み感のあった今月の成績を物語る結果となった。

都市規模別では、大都市の売上好調が目立っている。今月も神戸市、北九州市を除く11大都市がプラス成長となって4月以来7ヶ月連続の売上好調持続は特筆される。これに、売上停滞が続いている「その他の地域」の回復が加わればSC売上の明るさが確かなものとなってくる。

集計対象570SC中、プラス成長SCは242(42.5%)でほぼ前月と同等、前年より37SC増、シェアは6.3ポイントのアップとなった。一服感はあったが確実な回復振りがみられる結果となっている。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 570 SC 回収率57.0 %
*10月のSC総売上高(推計)は、2005年9月末現在の全SC2,695SC(前年比 +47SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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