販売統計

SC販売統計調査報告 2005年07月

7月 SC総売上高 (推計) 2兆3,421億円 (前年比 7.2%  全SCベース)
既存SC前年比 :   1.5%

売上高の概況

2005年7月のSC総売上高は 2兆 3,421億円、前年同月比も7.2%と高レベルの成長となった。前年より53SCが増加していることもあるが緩やかな景気回復の流れがSCの売上にも反映しているようだ。

既存SCの売上高の前年比も1.5% と好感の持てる結果となった。夏のバーゲンが好調だったことや猛暑だった昨年と比べて順調な「暑い夏」が消費を刺激、夏物商品が活発化したことなどが好結果を誘引した。

SC構成別では、テナントは 3.1% と高水準の売上好調を記録、4ヶ月連続でプラス成長を堅持、安定成長がほぼ定着した状況となっている。「クールビズ」効果で紳士・婦人衣料が好調を持続、靴・鞄、雑貨、サービス関連に加えて加工食品も売上好調に転じたことが好成績をもたらした要因となっている。キーテナントは依然 -1.2%のマイナス成長となっている。前月より 1.0ポイント改善し頑張りは見られるものの前月好調だった婦人衣料に売上低迷が見られ売上回復までには至らなかった。

立地別では、どの立地ともプラス成長となった。特に大都市の好成績を背景に中心地域の 2.8%が特筆される。地域別では、中国地区が唯一マイナス成長を記録して気掛かりな点を覗かせている。

都市規模別では、前月に続いて大都市の好調が目立っている。札幌、仙台、京都、福岡市の4都市が 5%を超える高水準の売上好調を記録、東京区部、名古屋市が 4%台で続き、SC全体を好成績に導いた。

集計対象584SC中、プラス成長SCは285(48.8%)、安定領域に定着が可能な過半数には僅かに届かなかったが、中国地区のSC及びキーテナントにもう一息の売上回復が加われば過半数越えも容易で、次月以降に明るさの見えるSC売上高となった。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 584 SC 回収率58.4 %
*7月のSC総売上高(推計)は、2005年6月末現在の全SC2,690SC(前年比 +53SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


  • @commerce よりスピーディーな出店判断を プロパティデータバンク
  • NECネクサソリューションズ
  • 広告募集
  • 広告募集
ページのトップへ