販売統計

SC販売統計調査報告 2005年06月

6月 SC総売上高 (推計) 2兆178億円 (前年比 5.6%  全SCベース)
既存SC前年比 :   0.1%

売上高の概況

2005年6月のSC総売上高は 2兆 178億円と前月に続いて 2兆円台をクリア、前年同月比も 5.6 % と堅調な成長度を記録した。前月、店舗面積 4万m2超の3SCが加わり、前年より53SC増となったことが大きく貢献したものと思われる。

既存SCの売上高は0.1% とコンマ台ではあるものの 2ヶ月振りにプラス成長に転じた。 2つの台風上陸で売上が落ち込んだ昨年の反動が若干あるものの、梅雨時としては「暑い」天候が続き「夏物商品」の動きが活発化し明るさを覗かせる結果となった。

SC構成別では、テナントが 1.3% と3ヶ月連続のプラス成長となった。「クールビズ」効果で紳士衣料が好調だったことに加えて、婦人衣料、靴・鞄、雑貨、サービス関連も前月に続いて売上好調を持続したことがプラス成長を堅持した要因となっている。一方、キーテナントは、前月より 0.1ポイント回復したものの今月も好調業種が少なく(婦人衣料、加工食品)-2.2% のマイナス成長、依然低迷状態が続いている。

立地・地域・都市規模別で見ると、立地別では前月同様、大都市の売上好調(2.5%)を背景に中心地域が 1.4%のプラス成長を記録し、周辺・郊外地域の落込みをカバーしSC全体をプラス成長に押し上げた。地域別では、売上好調を持続している関東地区に加えて台風の影響がなかった四国・九州地区が売上回復、その他の地区もまだマイナス成長であるが、前月からは上昇気配となっており、次月にはプラス回帰が見込める状況となっている。

都市規模別では大都市地域の好調振りが目立っいる。千葉市がマイナス成長に落ち込んだものの 8大都市が前月に続いて比較的堅調なレベルで売上好調を継続している。

集計対象578SC中、プラス成長SCは260(45.0%)、過半数超えまで後一歩のところまでに達し、明るさの見えた今月のSC売上高の一端を覗かせた結果となった。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 578 SC 回収率57.8 %
*6月のSC総売上高(推計)は、2005年5月末現在の全SC2,685SC(前年比 +53SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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