販売統計

SC販売統計調査報告 2005年04月

4月 SC総売上高 (推計) 2兆653億円 (前年比 6.0%  全SCベース)
既存SC前年比 :   0.3%

売上高の概況

2005年4月のSC総売上高は 2兆 653億円、前年同月比 6.0 % と比較的高水準の成長となった。個人消費の緩やかな回復に加えて前月新たに12SCがオープン、前年より47SC増となったことが大きく貢献したものと思われる。

既存SCの売上高も0.3% コンマ台の微増ではあるが3ヶ月振りにプラス成長を確保、SC商戦に明るさが差込みはじめたといえそうだ。月を通して全国的に安定した天候が続いたことや新年度・新学期のスタートが停滞気味だった消費マインドを刺激、動きが活発化した業種が増えたことが好結果の要因となった。回復度も前月(-2.1%)から2.4ポイント、前年4月(-2.2%)からは2.5ポイント上昇となって、見通しに明るさを覗かせている。

SC構成別では、テナントは春・夏物婦人衣料、ステイショナリー、加工食品、生鮮食品、サービス等比較的好調だった業種が増え、前年同月比 1.6%(3.1ポイント上昇)のプラス成長に回復、立直りの良さが注目される一方で、キーテナントは 1.5ポイント改善されているが未だマイナス成長から脱し切れずに -1.9% の低迷状態が続いている。加工・生鮮食品は好調だったが、主力の婦人衣料が今一歩伸びずプラス成長への回復は次期以降に持ち越された。

立地・地域・都市規模別で見ると、ほぼ全域が売上停滞となっていた前月に比べて立地別では6項目中4立地、地域別では9項目中5地域、都市規模別では13項目中8大都市とどこも過半がプラス成長を記録しており確かな回復振りを見せた今月の売上成績を裏付ける結果となっている。特に、札幌市(5.0%)、東京区部(2.9%)、横浜市(2.3%)、川崎市(2.2%)、京都市(3.4%)、福岡市(4.7%)と大都市の健闘振りが特筆される。

集計対象562SC中、プラス成長SCは245(43.6%  11.5ポイント上昇)とあと一息で過半数となるレベルにまでなっている。次月さらに6%強のSCの頑張りが加われば、SCの売上成長も確固たるものとなってくる。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 562 SC 回収率56.2 %
*4月のSC総売上高(推計)は、2005年3月末現在の全SC2,670SC(前年比 +47SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


  • NECネクサソリューションズ
  • 日本ショッピングセンター協会50周年特設サイト
  • 広告募集
  • 広告募集
ページのトップへ