販売統計

SC販売統計調査報告 2005年03月

3月 SC総売上高 (推計) 2兆1,108億円 (前年比 3.3%  全SCベース)
既存SC前年比 :   -2.1%

売上高の概況

2005年3月のSC総売上高は 2兆1,108億円、前年同月比 3.3 % であった。前月は「閏年効果」の反動から6ヶ月振りにマイナス成長となっていたが、この素早い立直りにSCの順調な成長振りが窺える。

一方、既存SCの売上高は-2.1%と2ヶ月連続のマイナス成長となった。曇りや雨・雪の日が多く11年振りの低温が大きく影響したようだ。しかしながら、前月(-5.6%)から3.5ポイント、前年3月(-3.6%)からは1.5ポイント改善しており回復の兆しを覗かせている。

SC構成別では、テナントは雑貨(ステイショナリー等)・加工食品・サービス(旅行関連等)が比較的好調で前月より4.3ポイント上昇の-1.0%と健闘しているのに比べ、キーテナントは加工・生鮮食品は好調だったものの低温続きの天候不順が響き主力の春物衣料が低調で-4.0%と回復への足どりが鈍かった。

立地別・地域別・都市規模別では、全般的にまだ売上停滞が続いている。とりわけ「愛知万博」の開幕で賑わいも高まった中部地域SCが注目されたが、売上アップへの貢献が今一つで中部地区(-4.0%)・名古屋市(-1.6%)という意外な結果となっている。その中で東京区部(1.0%)・横浜市(0.2%)・川崎市(0.7%)・京都市(1.1%)の大都市地区がプラス成長に転じたことや福岡県西方沖地震(20日)に見舞われながらも九州地域(-0.5%)・福岡市(-1.2%)が小幅のマイナス成長に留めたことは特筆される。

集計対象570SC中、プラス成長SCは183(32.1%)と前月より94SCの増加、全体の約1/3にまでになってきており、売上回復に向けた確かな足どりが感じられる結果となっている。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 570 SC 回収率57.0 %
*3月のSC総売上高(推計)は、2005年2月末現在の全SC2,661SC(前年比 +48SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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