販売統計

SC販売統計調査報告 2005年02月

2月 SC総売上高 (推計) 1兆7,388億円 (前年比 -0.6%  全SCベース)
既存SC前年比 :   -5.6%

売上高の概況

2005年2月のSC総売上高は 1兆7,388億円、前年同月比 -0.6 % と昨年8月以来、6ヶ月振りにマイナス成長となった。順調なSC増加をベースに確実に拡大してきたSC売上高も1月に新規SCのオープンがなく「閏年効果」の反動を克服するまでには至らなかった。

既存SCの売上高も-5.6%と近年には見られなかった-5%台を超える大幅な落込みを記録した。(’99年11月以来 6年振り) 1営業日減による4%前後のダウン幅は想定済みであったが、月全般の悪天候(大雪・雨)に1日曜日減が加わり、落込み幅が加速された。

SC構成別では、テナントが-5.3%、キーテナントも-6.1%とどちらも大きな売上停滞となった。「閏年効果」の反動もさることながらが天候不順等の影響で、テナントでは婦人・紳士・子供衣料・身の回り品・飲食・生鮮食品、キーテナントは婦人・紳士・子供衣料品、雑貨、家庭用品が伸びず、今月の売上成績の足を引っ張る大きな要因となった。

立地別・地域別・都市規模別では、どのカテゴリーともかなりの落込みが見られる。その中で、北海道・東北・中部・四国・九州の各地区、札幌・名古屋・福岡の大都市が実質、前年実績クリア(-4.0%まで)に値する健闘が目立った。特に、前年と同水準の成績を堅持した福岡市の成績は特筆される。

集計対象571SC中、プラス成長SCは89(15.4%)と約1/4に止まって今月の売上低調振りを物語る結果となっているが、ダウン想定範囲内(-4.0%まで)のSCが115あり合わせると204SC(35.7%)となり、通常月となる3月の売上回復に向けて仄かな明るさが見られる。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 571 SC 回収率57.1 %
*2月のSC総売上高(推計)は、2005年1月末現在の全SC2,660SC(前年比 +49SC)をベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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