販売統計

SC販売統計調査報告 2005年年間

SC総売上高 (推計) 26兆7,298億円 (前年比 1.3%  全SCベース)
既存SC前年比 :   0.3%   ~14年振りのプラス成長~

売上高の概況

我が国SCの2005年1月~12月の年間総売上高は26兆7,298億円、前年比は1.3%と順調な成長を裏付ける結果となった。

既存SCベースの売上高も前年比0.3%と平成3年以来、14年振りにプラス成長に転じSCにとって本年は売上回復元年といえる1年となった。既存ベースの1年間は、前半は閏年の反動(2月)や天候の不順(3月、5月)もあって前年割れの月が続き売上回復が懸念されたが、後半に入ると安定した季節の推移(暑い夏や厳しい寒さの到来)や話題となったクールビズの効果等でSC売上が復調傾向となったことに加えて景気の回復感で消費マインドが刺激され、SC売上が順調に伸長した。月毎では9ヶ月が前年を上回る結果となっており、SC売上に明るさが見えた結果となった。

SC構成別でみると、テナントが1.5%と14年振りのプラス成長となってSC全体の浮上に大きく貢献した。主力業種の婦人衣料が順調に回復したことやクールビズ・ブームで紳士用品が大きく動いたこと等がプラス成長への大きな要因となった。一方、キーテナントは-1.9%と依然マイナス領域に止まったままとなっているが、11月、12月と連続で前年をクリアする回復が見られておりキーテナントの復調も間近いことを感じさせる状況となっている。

立地・地域・都市規模別では、中心地域の1.6%及び大都市の1.9%と東日本地域(北海道、東北、関東地域)のプラス成長が目立っている。景気回復感による消費意欲の増大効果がこれらの立地、地域、都市のSCから表われたようだ。他地域への浸透も始まっており、これからのSC売上に明るさが感じられる結果となった。


*本調査は、2004年12月末現在の全SC2,660SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 550 SCは、2005年1月~12月の全月の売上高が揃っているSCを対象とした。
*SC総売上高(推計)は、2005年12月末現在の全SC2,704SCをベースに算出した。

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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