販売統計

SC販売統計調査報告 2003年07月

「夏」訪れず、もどかしさの残る △ 1.9 %

売上高の概況

前月、かすかな明るさが差し込み期待感を抱かせていたSC売上高の2003年7月は、前年同期比 △1.9%と前月から 0.5 ポイントダウン、少々もどかしさの残る結果となった。

長梅雨による冷夏に加えて、東北太平洋岸を襲った大地震、九州南西部の大雨等、日本列島全域が異常気象に見舞われたことが大きく影響したものと思われる。しかしながら、こうした悪条件が重なった中での「マイナス1%台」堅持は、SCの健闘が称えられる。

業態別でみると、テナントは △ 0.8% で前月と同様、今にもプラス領域を窺える位置を維持して健闘しているが、キーテナントは主力商品の衣料、飲・食料品等が天候不順等で伸び悩み、前月から 1.2 ポイントダウンの △ 3.7% と苦戦しているのが見られる。

立地別では、雨続きの天候のせいで「夏休み計画」が大幅に狂い、行動範囲が制約されたこともあって大都市中心地域のSCが 0.0% と健闘しているのが光っている。その反動からか中・小都市中心地域、周辺SCに売上不振が見られ、明暗を分けた形となった。

地域別では、例年より遅れたものの月後半が梅雨明けとなった西日本地区の各SCが巻き返しを図り、前月より 近畿地区が 0.9、中国地区が 2.2、四国地区が 1.9、九州地区が 5.7 ポイント上昇という大幅な回復振りが記録され今後に期待感を抱かせている。

今期プラス成長を記録したSC数は 177SC(31.7 % 1.1 ポイントダウン 6SC減)で前月とほぼ同じ状況となっているが、夏が訪れなかった今期を象徴するように今一つ盛上がり感に欠ける一面も覗かせた。そうした中で売上好調SCが成功要因として挙げたBest3は、①イベント奏効(28sc) ②リニューアル実施(23sc) ③新規テナント導入(20sc)であった。

8月は夏本番、失われた夏前半(7月分)の挽回が望まれるが、近年にない異常気象で厳しい暑さならず一層厳しい売上環境の到来が予想され、SCの踏ん張りに期待が掛かる。


*本調査は、2002年末までに開設された全国のSC2,615SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 567 SC 回収率56.7 % (集計対象SC数 559 SC)

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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