販売統計

SC販売統計調査報告 2002年07月

猛暑に売上の伸び足減速  △ 4.3 %

売上高の概況

SCの2002年7月 の売上高は、前年同月比 △ 4.3 % と 今年に入って最低水準のマイナス成長となった。 これは、バーゲンセールの前倒しの反動、土・日曜日の減少、2つの台風襲来等によるものと思われるが、“猛暑”に消費マインドもいささか“夏バテ”が生じ、今年後半に不安感を投げかけた。

業態別では、テナント △ 4.2 %、キーテナント △ 4.4%とどちらも不振を極めた成績となっているが、特にキーテナントは今年は“ボーナス不況(前年比 4.4%減)”のせいもあって「中元商戦」が振るわなかったことが大きく影響したようだ。

立地別・地域別では、ほぼ全域で売上不振に陥っている中で、北海道地区の中心地域、周辺地域がプラス成長を記録し、地区全体を水面上に押し上げる健闘ぶりが光っている。 “2つの台風”、“暑すぎた夏”も届かず、北海道地区にとって今夏は心地よい夏の訪れとなったようだ。

 都市規模別・地域別では、どのエリアにも売上不振状態が蔓延した中で、北海道と札幌市、仙台市、千葉市、京都市のテナントがそれぞれに売上好調をキープし、キーテナントの売上不振をカバーしてエリア全体をプラス成長まで押し上げた健闘ぶりが光った。


*本調査は、2000年末までに開設された全国のSC2,576SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
*集計SC 418 SC 回収率41.8 %

SC・百貨店・チェーンストア 売上高前年対比
立地別・構成別 売上高伸長率
立地別・地域別 売上高伸長率

の各表はこちら


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